青年の半生を中心として、エイトが金メダルを取るまでの青春を鮮やかに描き上げている
 本屋で、
「ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち、
ボートに託した夢」を見つけた。
表紙の絵から、
スポーツを描いた作品だということがわかり、
家に帰ってアマゾンコムで検索し、
自分の「勘」が間違っていなかった事を確認して、
出張に出る前だったので原書をキンドルで買った。
キンドルで読んだ後は、
感激のあまりに、
紙の本もアマゾンコムに注文した。
最近発行されたジョン・グリシャムの「Gray Mountain」に飽き足りないものを感じていただけに、
この本に出会った事は幸運だった。


 これは、
ジョセフ・ランツ(Joe)の半生を中心として、
オリンピックで金メダルを取るまでの若者達の青春を鮮やかに描き上げた実話に基づく物語である。
Joeは、
1936年のベルリン・オリンピックに出場したアメリカ合衆国・エイト(8人漕ぎのボート)チームの一員だった。
私は原書を読むのは早くないので参考にはならないかもしれないが、
この十日間余は仕事を終わってから寝るまでの間、
「巻を措く能わず」の毎日だった(いわゆるpage-turnerである)。


 著者は、
主人公・Joeが亡くなる数ヶ月前に乞われて面談し、
彼と仲間達の過ごした青春時代を書くようにと依頼される、
面談を終えて辞去する著者に対してJoeは、
「私達の事だけでなく、
ボートの事も書いてください。
」と懇願するのだった。
冒頭でのこの言葉は、
読むに連れて、
匠の技で作られたボートのことだけではなく、
Joeを取り巻く全ての人々の事だということが分かってくる。
そして、
ボート競技というものには馴染みがなかったが、
エイトを語る言葉はそこかしこにあり、
エイトで9人の息を合わせるということの難しさをこの本から知った。
著者は見事にJoeの要望に応えた、
と言えるだろう。
 

 読者はまず初めに、
Joeの数奇な生い立ちを知ることになる。
書かれている事は本当の話であり、
それがこの話を劇的なものにしている。
これから読む人の為に詳細は省略するが、
哀しい環境にあっても、
読んでいて救いを感じるのは、
Joeの明るさ、
朗らかさと、
小さな事にこだわらない天性の資質である。
心の励みとなってくれていた女友達のJoyceとの交流を描いた情景は心に沁み入り、
気持ちよく読めた。
The Boys In The Boat (English Edition)

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