留学とは一味違う体験

高校生からアラスカへ行った著者のコミックエッセイ。

内容にもあるが、
親の転勤に伴った渡米で、
留学ではないので、
現地校への入学。

親が海外転勤族でも、
高校生の子供の多くは日本で暮らすのが普通で、
さらに、
海外に駐在するような親がいて、
高校生で初めて同行するのもめずらしい。

（中学生までだと、
日本人学校にいく子が多いのでは？）
その為、
他にあまりケースの無いコミックエッセイとなっていて、
面白い。


ひとつは、
高校生のため、
親掛かりでない海外学校生活で、
自分自身の目線で観察し、
描写している事。

「留学」ではない為、
授業風景も含め、
より、
アラスカの日常的な風景が垣間見れる事。

クラスに日本人が一人もいないこと。
（留学では中々ないのでは？）
非常に多くの国籍のクラスメイトがいる事。
（アラスカの特性？）
日本語クラスのアシスタントをしていた経験を描き、
アラスカにいる「日本に興味がある普通の高校生」がどんな様子か描かれている事。


などなど、
とても面白い。


あとがきに「4年滞在のうち、
最初の2年の高校生活をかきました」とあるので、
是非、
残りの2年間と、
日本に帰ってきてからの生活も続編で描いて欲しいな〜、
と思いました。