面白い。ただし教訓は生物学的に正しくない
面白い本である。
わかりやすく面白く読ませるための工夫が進化生物学の知見を人間社会を生き抜く知恵に読み替えることであった。
この本の帯に「頑張るだけでは報われません」とある。
生き物が進化の結果獲得した捕食者に対する戦略、
つまり食べられないようにするための戦略に「先送り」や「死んだふり」「擬態」「寄生」といった知恵がある。
そこから現代社会を生き抜く知恵を学ぼうというスタンスである。

この手の本の書き手としては竹内久美子という先達がいて、
α新書にも『指からわかる男の能力と病』を書いている。
けれども、
よく進化生物学の研究材料になっている虫と、
人間つまりヒトには大きな違いがあることを無視しないと、
そんな比較は出来ないのである。
それは、
虫の行動は生まれつき決まっている遺伝的な形質なのだが、
ヒトの行動は学習によって形成される後天的なもの、
つまり文化的なものだということである。
性でいえば、
ヒトではセックスよりもジェンダーが大事だということだ。
虫にはジェンダーはない。
したがって、
虫から得られた教訓というものはすべて眉唾である。
竹内の本や本書の教訓は悪い冗談である。
そう言っては著者の工夫に対して身もふたもないかもしれない。
眉唾見解を除けば、
いや除くのは無理だからジョークだと思って笑い飛ばせば、
この本はたいへん面白く書かれている。
生態学の研究成果を基盤にして、
なんとか知恵を使って生き抜こうとする喜劇の主人公を高く評価した、
ミーカーの名著『喜劇としての人間』(TBS出版部)を連想した。
「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術 (講談社+α新書)

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