戦争の理不尽さ

この巻の見所はやはり清顕とイリアの一騎打ちでしょう！

すばらしいという言葉しか出てこないほどの戦いっぷりでした。


ただ、
面白かったのは間違いないんですがこの巻を読んでいると今まで以上に「戦争の理不尽さ」を突きつけられている気がするんですよね・・・。


本心ではイリヤ達と戦いたくない。
だけど戦わないと国や仲間がやられる。


そんな状況になってしまい、
苦悩する清顕には大いに共感すると同時に、
これが戦争の理不尽さだと思い知る事になりました。


だからこそ、
清顕がイリヤ達ヴォルテック航空隊と戦うと覚悟を決めたシーンは胸に響いたし、
一騎打ちを経てあのラストに繋げた犬村先生は本当に凄いと思います。


まさしく第二部「第二次多島海戦争」の完結にふさわしい内容だったのではないでしょうか。