使用法・使用頻度に注意して

いまだ根強いマニアやファンがいるアナログレコード。

デジタルオーディオ時代の今、
貴重なレコード盤をいつまでも良い音で聴きたいのであれば、
レコード盤とカートリッジの針先 （スタイラス） を良い状態に保っておかなければなりません。

LP盤は樹脂製（JIS規格：塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体）で静電気を帯びやすくなっている為、
空中の微粒子や埃などのゴミを吸い寄せてしまい、
そのまま対処しないでおくと 「プチッ、
プツッ」 と聴こえるノイズが目立つようになります。

スタイラスはミクロン単位で加工された非常に繊細なものですので、
レコード盤に付いたゴミで痛むことがありますし、
ゴミが付着して信号の読取りの邪魔になります。


本商品を 30cm ほど離してスプレーした LP 盤をターンテーブルで回転させながら、
ベルベット面のクリーナー （別売） で既に付いているゴミを拭き取ります （強く押さえつけないように）。

スプレー時の注意ですが、
LP 盤に近づけ過ぎたりスプレー過剰になると、
スプレー成分がうまく揮発せずに盤表面にベタッと付着したり、
それが原因でノイズが発生したりしますので、
使用法や使用頻度に注意しましょう。

もしスプレーし過ぎた場合は、
クリーナーで拭き取ってしばらく置いてからレコードをかけましょう （それでもノイズが出るほどスプレーしてしまった場合は、
洗浄する必要があります）。

また、
本商品は LP 盤の JIS 規格に適合させて製造されており、
メーカーは材質の異なる SP 盤に対しての使用は保証していません。

圧力ガスに、
かつてはフロンガスが使われていましたが、
フロンによるオゾン層破壊が問題になって以降は、
液化プロパンガスに変更されています。


本商品は効果が持続しませんので、
ついレコードを聴くたびに使用してしまいがちになり、
スプレー過剰によるノイズの元になることがあります。

同社製品の Stat-Ban 562 ですと、
一回 （出来ればLP盤を初めて聴くときに） 使用すれば、
静電気防止効果が持続し、
更に聴くたびに有効成分の被膜が盤に馴染んで効果が向上しますのでお勧めです。

使用頻度を考えれば、
Stat-Ban 562