新仕様になってさらにパフォーマンスが向上！

Ariaの廉価版ウクレレとしては、
他にAU-120とAU-120Nがあります。
前者はグロス仕上げでハードケースセットで販売されているもの、
後者は実質的に本品と同じもので、
おそらく、
製造時期が違うものではないかと思われます。
外見上の違いはヘッドのロゴです。
この製品の最大の魅力は音量です。
最近は、
各社、
色々改良されていますが、
現時点でこのクラスとしては最高のパフォーマンスではないでしょうか？しかも、
今回は仕様変更で、
ナットとサドルがプラスチックから牛骨製となりました。
どちらも音質に影響するパーツですが、
特にサドルは弦の音を表面板に伝える重要なパーツです。
又、
弦がアクィーラに変更されました。
従来仕様はブラックナイロン弦です。
ナイロン弦には二種類あり、
クリアーに比べてブラックはテンションが高いです。
アクィーラ弦はナイルガット弦と呼ばれるプラスチック素材で、
テンションが高く、
昔から弦楽器に使われてきたガット弦に近い音色と環境の影響を受けない優れた弦です。
サスティーンの伸びがハッキリと良くなりますので、
最近は多く使われるようになってきました。
…音の高さは弦長とテンションに比例します。
ナイロン弦は軟らかい弦ですから、
ウクレレに張った場合、
テンションが低くなります。
音程は不安定ですし、
弦が柔らかい分指が引っかかりやすくなります（実は、
弦が軟らかいためにウクレレは弾きにくい楽器なのです）。
…ウクレレを始めてしばらく経つと、
自分なりに何かのカスタマイズをしようと考える人が多いと思います。
最も手っ取り早いのは弦の交換で、
そのときに良く選ばれるのがフロロカーボン弦やアクィーラ弦です。
さらに、
サドルを牛骨に交換したり、
さらにナットを交換したり…と色々試みます。
…今回の仕様変更のメリットが理解できたでしょうか？…今月のお小遣いで、
今すぐに始められるウクレレとして、
オススメいたします。
…ウクレレを知らない人がチューニングしてもすぐ狂うと書いてますが、
これは、
弦の特性で伸びきるまではそうです。
不具合でも何でもありません。