英語はやっかいだから楽しい
 著者は終章で、
「主として頭にあった読者対象は大学院の学生である」と記す。
なぜならば英語学習には「臨界期」と呼ぶべき時があり、
それは大学卒業後の10年間だという。
私は既にその時期を大幅に越え、
しかも私の「臨界期」は劣悪な英語環境の元、
そもそも英語を学ぶ気なんか全くなかった。
今になって反省しながら、
著者の言う「一般知識人」として、
英語への関心を細々と持続しているに過ぎないのだが、
それでもこの本から受けた刺激は絶大だった。
従来の文法書からは決して味わえなかった「ときめきといっても良い感情」を満喫した。
英語の神髄に触れたという思いでいっぱいである。

 最初の数章は「英語でくしゃみができますか」「英語であいさつができますか」と言った読者を馬鹿にしたようなタイトルが並ぶが、
もうそこから生きた英語、
死んだ英語の違いが解き明かされる。
前半はこのような「各論」が続く。
「文の構造と意味解釈」では、
過去形の述語動詞は文全体を支配する、
と述べる直ぐその下に“We first met each other here in front of this waterfall twenty years ago.”という例文を並べて「そういう過去の世界のただ中に現在という時が、
いわば、
割り込んで、
過去と現在が交差していることはありうる」と記す。
イヤーすごい。
そんなこと考えたこともなかった。
日本文は、
過去形が末尾の「た」「だった」で決り、
過去形で揃える文が単調になるのを防ぐため、
良い文章は時々現在形を混入させる。
英文は動詞が前に来るので統語上時制は一つ、
と信じてきたが、
なんと単純だったろう。

 このように、
挙げられる例文は中学英語程度で読解に困ることはないが、
解説の中身が深く、
どれを読んでも「眼から鱗」なのである。
例えば形容詞に「前位の形容詞」と「後位の形容詞」があることはうすうす知ってはいたが、
「前」は恒久的なもの、
「後」は一時的なものとは知らなかった。
Sleeping Beauty(眠れる美女)は「ただ眠っている」のではなく「眠っている状態から解放されることを許さない」という意味を含んでいる。
だから“Did you see a walking man around here?”とは、
確かに言えないだろうと思う。
英語とはどんな言語か: より深く英語を知るために (開拓社言語・文化選書)

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