「Believe your 鳥肌」から遠く離れて
本書は「世界が土曜の夜の夢なら」でヤンキーを分析した斎藤環さんの対談集です。

対談相手は現代美術家、
作家、
建築家、
キャスター、
歴史家とバラエティに富んだ人選になってます。


本書冒頭には40ページほどのヤンキー文化の考察があり、
これが著者のヤンキー論の良いエッセンスになっていると思います。

ここでヤンキーといっても単に不良のことを指すのではありません。

斎藤氏は
・お笑い芸人的なコミュニケーション=他人いじり
・気合いでなんとかなる=精神主義=反知性主義
・ムラ社会的=体育会系的
などをヤンキーの特徴としてあげています。


驚くべきはこれらの特徴が不良だけでなく、
現代の保守的な政治やそれをとりまく構造に見事に当てはまることです。

日本の保守的で平和的な実態の再生産にヤンキー的感性が関わっているという、
なかなか射程の広い議論のようであります。


最近は、
ヤンキー/オタクという対立から考える人もいますが、
意外にもヤンキーの方がマジョリティなのです。

クールジャパンやソーシャルゲームの流行りを見ていると、
オタクがマジョリティだと錯覚してしまいそうになりますが、

ソシャゲは賭け事に近いのでやはりヤンキー的感性がヒットに関わっているのかなと思います。

日本的コンテンツのひとつである少年ジャンプも「友情・努力・勝利」といういかにもオタクが嫌いそうなスローガンを掲げています。


某大人気ドラマでの気合いの入った土下座シーンを違和感なく受け入れている日本人はまさにヤンキー的です。

マジョリティについて語っているヤンキー論は、
実のところサブカル論ではなく日本人論なのです。


ここまで書くと、
なんだ斎藤は「日本人はヤンキーっぽいからバカだ」と言ってるのか知識人て傲慢だな〜と感じるかもしれません。

しかし著者は彼らの知的水準を問題にしているわけではありません。
(もちろんホントは問題なのですが)
地頭がいい人間なのに知識や論理を軽視する=反知性主義者として行動することが問題になっているのです。
ヤンキー化する日本 (角川oneテーマ21)

その他の感想

なんですか、これ・・・
無事ステルス化完了
「暗さ」ばかりではない太宰作品
創造主不在の世界は、かくも無意味に流れてゆく
笛の音が・・・
エンジン始動しない。
ソフトな語り口で読みやすいが、ボロイ家ばかり増えても将来的にどうなるのか
しっかり長く伸ばせる
優雅な休日ブランチにオススメ
キャリアアップに必要な勉強スキルなどわかりやすいヒントがいっぱい
とうとう最終刊ですね
楽しい伝記
高いのですが有能です。
「編集」の意味が手短かにわかる。
いろいろ試しましたがこれが一番
旅行好きの私に必須な一品
こういうの欲しかった
なぜ★2をつけたのか?
先行き不安
残念ですが、ここで脱落です
この方の作品は愛されているのだなあと思った次第
時期外れになりましたが.....
3管理機用収納カバー
若干割高な買い物でしたが
優秀な予備として保管しておきたい
Lenovo T510 core i7 で動作する
鈴木仁子による翻訳が素晴らしい
なぜ今紙の地図?我が家の使い方
個人的にですが・・・
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