残念ですが、ここで脱落です

１，２巻はそれなりに楽しく読んでいたのですが、
３巻で、
んん？となり、
４巻でとうとうついていけなくなりました。
残念ながらここでリタイアです。

主人公がとうとう本物のクズとなってしまった今気づいたのは、
私は主人公に、
一見クズでも、
実はいい子、
であることを勝手に願っていたのだろうな、
ということです。

ここにきて全く主人公に感情移入ができなくなった、
どころか心情を理解することができなくなってしまいました。

特に、
ライバルの女性を負かすために契約上の恋人を篭絡しようとする、
…だけならともかく、
あれだけ大事に想っていた男性すらもライバルの女性を負かしたいというそれだけのために自分のものにしようと考えたあたりが理解できませんでした。

また、
契約上の恋人の男性の影が薄く、
大して魅力的でもないので、
主人公との釣り合いが取れておらず、
契約上の恋人、
という設定が生かしきれていない気がします。
はたしてこの設定は必要だったのでしょうか。

主人公が想う男性のまっとうさに心のオアシスを感じてしまう時点で、
私はこの本の読者としてふさわしくない気がしました。

この男性までクズ化するところを見たくないので、
とりあえずここでリタイア。