美学を学ぶ方には必携の入門書
「美術史」や「哲学」なら解るが、
「美学」とは一体何だろう…そんな疑問を抱いた方達が最初に手に取るべき一冊。

何故なら、
“美学”の歴史や哲学者達の思考を解り易く紹介した本書は、
改めて「美学とはどのような学問か」という問いに答えてくれるからである。


さて、
この世に“美学”が登場したのは、
明確に「1735年」だと答える事が出来ると言う。

即ち、
この年にドイツの哲学者・バウムガルテンが自らの著作の中で「美学」という言葉を使用したのが最初なのだ。

だが、
著者は言う…“美学”という名前が登場する以前には、
果たして“美学”は存在しなかったのだろうか…と。

勿論、
答えは否。

実は、
この「美について思索する」事は古くから行われて来たのであり、
本書はその長い歴史を紐解きながら古代から現代に至るまでを順序立てて追っているのだ。


それでは一体、
嘗ての人々は如何に“美”を捉え、
その思考は如何に変遷したのだろうか…本書は、
恐らく最初に「美なるものとは何か?」と問うたプラトンに始まり、
所謂“美学誕生以前”を取り上げた上で、
“美学登場”の時代へと突入する。

バウムガルテン、
カント、
ヘーゲル、
ショーペンハウアー、
ニーチェ、
ハイデッガー、
ベンヤミン等、
主たる哲学者を個別に紹介し、
時代の価値観や概念にも言及しながら彼等の思索の原点を分析しているので「美学史」のお浚いとしても有用であろう。

特に、
カントについては、
彼が「美学」という言葉を殆ど使わずに「美的」という形容詞に着目した事、
「“美的経験”を表明する“趣味判断”」こそが「カント美学」である事、
更にはバウムガルテンやヒュームとの違いを明確に指摘している所は具体的で解り易い。

芸術学を学ぼうという方は、
必ずやカントの『判断力批判』を読む機会があるであろうから、
参考にすると良いのではなかろうか。


また、
現代の動向についてかなりの頁を割いている所も特筆に価する。

本書では美術が多様化し、
もはや“美”とは何かを定義付け出来なくなった現代芸術に着目し、
アクション・ペインティングやコラージュ、
レディ・メイド…更には現代のデジタル画像やヴァーチャル・リアリティの世界についても考えているのだ。
美学への手引き (文庫クセジュ)

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