お勧めできる数少ない保湿剤

アレルギー専門医です。


アトピー性皮膚炎に使用する保湿剤は、
①軟膏、
②クリーム、
③ローションに分けられ、
皮膚の状態や季節により使い分ける必要があります。


保湿効果は①＞②＞③
使い勝手（塗りやすさ）は③＞②＞①
かぶれのリスクは③＞②＞①

処方薬では、
クリーム〜ローションがラインナップされているヒルドイド®（＝ヘパリン類似物質）がベストセラーで、
女性が美容目的で処方を希望することが“医療費の無駄遣い”として社会問題になりました。


市販薬で同等の効果のあるものを探すと、
セラミドやヘパリン類似物質含有製品は発売されてはいますが、
高価なのが難で、
日常的にたくさん使うことに適していません。


その中で、
この製品は値段がそこそこ（300mlで700〜1000円）であり、
おすすめできる数少ない製品の一つだと思います。


実際に使用してみたところ、
私が処方している親水クリームやベルツ水の方が、
使用感はいいかな。

塗った直後はしっとりしますが、
長時間（半日）持つと過信するのは危険かもしれない。


まあ、
好みの範囲かも知れません。

理想の保湿剤探しはさらに続く・・・。