フランシュシュの生々しい成長の記録（もう死んでますが）。臨場感に胸打たれる。

1. ようこそ佐賀へ 　の荒々しいイントロで期待が高まったところで
2. 徒花ネクロマンシー (Album ver.) みんな待ってた、
さくらの前口上入りです！
そこからは怒涛の展開。
改めて通して聴くと、
イージーリスニング的な聞きやすさよりも
各キャラクターの個性や設定を優先させた曲ばかりであることに気づかされます。


アイアンフリルの、
エンタメとして完成された
安心して聴ける曲に比べると歌い手それぞれの個性が全開で、
BGMとして聞き流せるしろものではない。

どこかしらいびつですさまじい情念がこもった曲ばかりで、
私にとっては中島みゆきさんを
想わせるものがあります。
没入度が高く、
ながら運転やながら仕事なんてできたものではない。


泥臭く「死線からのリベンジ」を歌い上げる歌詞の数々は
人生でつまずき再起をかけている人には特に響くのではないでしょうか。


9. 佐賀事変 　の完成度、
フランシュシュもここまで成長したかと（心の）涙が止まりません。

ミュージックビデオの作り込み度も常軌を逸している。


13. 輝いて 　ゴスペル風？ありきたりなアイドル曲をぶっ飛ばすこのチャレンジ精神！

18. To my Dearest~Lily’s practice singing~ リリィの独唱バージョンに涙。


19. 宣誓!ALIVE センセーション (Bonus Track)　さくらの独唱。
まさにうれしいボーナス。

何ら屈託のない「みつどもえ」の二葉のキャラクターソングを思わせる明るさ。

本来こういう子だったんだよなあとこれもまた涙。


他の楽曲のすばらしさも言うまでもなく、
延々と聞きまくっています。

あらゆる劇中曲＋αがはいっているのにＢｅｓｔ版というのはどうかと一瞬思いましたが
「フランシュシュ　Ｔｈｅ　Ｂｅｓｔ」＝「フランシュシュ全力の記録」と考えれば何の違和感もないですよね。

ありがとう、
ゾンビランドサガ！