意欲的要素が盛り込まれた佳作
 本レビューは結末、
また物語の細部に触れています。
鑑賞後に読まれる事をおすすめします。


 傷一つない出所不明の女の死体。

 ジェーン・ドウとは名無しの権兵衛の女版である。
ちなみに男の場合はジョン・ドウという。

 それが運び込まれたのは昔から死体の解剖で生計を立てている家だ。
父子で同じ仕事をしている。
検死は彼らにとって家業の様だ。

 本作には二つの密室が登場する。

 一つは死体を運び込まれ、
脱出不可能となった彼らの家。
外では天候が悪化し、
嵐が吹き荒れている。
開けようとしたドアは倒木によって塞がれている。

 もう一つは女の死体である。
正確に言えば女の死体の中身だ。
父子は彼女を解剖して、
身体に隠された秘密に迫っていく。

 身体の中にある臓器や骨、
筋肉がモザイク無しで描写されている。
この死体が奇妙なのである。
身体のどこにも痛めつけられた様子はなく、
乳房も、
足も、
胴体も真っ白で美しい。
昨日今日死んだわけではないのに、
あちこちに矛盾が生じている。
父親である検死官がする様に首を傾げる要素しかない。

 体内から出て来るのはこの地では発見されない植物や土壌物質だ。
この描写から、
死体があちこちを転々としているという事実が明らかになる。

 死体をキーにする映画は今までもたくさんあった。
『ハリーの災難』『ロープ』などなど。
殺人映画や、
恐怖映画では死体は観客を戦慄させる陰の主人公とも言える。

 そこにメスを入れたのが本作だ。
残念ながらジェーン・ドウが本領を発揮し、
他の死体が起き上がるシーンには落胆せずにはいられない。
変化球の密室劇で、
しかも観客の興味をそそる設定やアイディアを持っていながら、
やっている事はゾンビ映画と大して変わりない。
またこの行の長ったらしい事。
家が脱出不可能の密室となっている事を示す為と言っても、
エレベーターまで逃げる必要があっただろうか。
いっそ、
解剖室に閉じ込めたままにしておけばよかったかもしれない。
面白そうな要素を何でもかんでも盛り込んで、
尺を長く取ればいいというわけではないのだ。

 クライマックスで彼らが辿る末路も、
予定調和で衝撃は全くない。
謎の事件が起きた→死体が搬入された→そこでもまた謎の事件が起きた→死体が運び出される。
ジェーン・ドウの解剖 [Blu-ray]

その他の感想

水虫、一時的に治ったようにはなりますが、再発します
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」プレートが付きます
どこから出てきた??
ノーパソ、23インチのモニター台に
不思議な背景のデザイン、マーブル模様な感じで綺麗でした!!。byおじさん。
軽・薄なれど丈夫そう
時代に即した良い教科書
組み立ては簡単ですが
使えば使うほど粗が目立つ
基本的内容だが、中には筋トレの「常識」を覆す内容も(レビュアーが遅れてるだけかもしれませんが…)
うちはいつもここです
至極まっとうな内容
渋みのないのがいい
アスベストの生体影響について現在分かっている事実を分かりやすく解説した本
Sonyの販売体制に不備があるのでは?
肝心な手回し部分が・・・
裏側の横筋が肝心
倦まず弛まずやることが成功のポイント
眺めているだけでも楽しい、素敵なイメージブック
豊富な用途
もう少し使ってみないと
やはり女の子向けですね
とても早くて良い
子どもを懸命に感じようとする教師の姿勢が「すごい!」
ありえない。部品が足りない
いろいろじっくりと検討に値する本だと思います。
13-14シーズンを軸に「ポスト・バルセロナ」の時代の戦術を分かり易く説いた好著
ほんとの新米がその気になる!?
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