編年体で描かれる、開戦の日の焦点と責任の​所在。
日本海軍の真珠湾攻撃と、
同時に始まった日本陸軍の英領マレー進撃を中心に、
その開戦の瞬間に関わった彼我様々の人物を編年体で描写し、
その責任の所在を見つめていく好著。
著者半藤一利の真価を発揮する、
資料的にも重要な一冊である。


1940(昭和15)年9月23日、
日本は北部仏印に進駐。
27日には日独伊三国同盟締結。
日本と英米は戦争が避けられない対立へと進んで行く。
既に国民の多くは、
開戦は避け難く、
寧ろ戦うべきとの積極対米開戦の世論に傾いていた。
新聞各紙は対米強硬を強く扇動し、
国会議員達は、
早期開戦へ政府の尻を叩いていた。


1941(昭和16)年6月22日、
ナチスドイツはソ連に侵攻。
7月2日御前会議にて、
「帝國は大東亜共栄圏を建設し……支那事変処理に邁進し、
自存自衛の基礎を確立するため、
南方進出の歩をすすめ、
また情勢の推移に応じ、
北方問題を解決す」と、
国家の戦争決意を公式決定した。
しかし此れは、
数日後には米側の知る所となった。
日本の外交暗号は、
1940年10月時点でアメリカ陸軍信号情報部(SIS)によって完全に解読されていたのである。


7月28日、
日本は南部仏印に進駐。
8月1日、
アメリカは石油の対日輸出全面禁止で応じ、
遂に対立は決定的になった。
日本側は当時石油の大部分をアメリカからの輸入に依存しており、
此れを境に低下して行く石油備蓄量に、
軍部は危機感を通り越して恐怖し、
強硬な戦争準備への姿勢を強める。


9月6日の御前会議で、
中断していた対米交渉の再開が決定。
海軍では真珠湾作戦の極秘研究と討議が活発化する。
昭和天皇は開戦を憂慮し、
東條英機首相に対し戦争回避への努力を命じ、
連合艦隊司令長官山本五十六は、
連合国相手の世界戦争に勝ち目がない事を悟り、
有利な講和の為の唯一の手段として、
真珠湾作戦を推進しつつも、
ギリギリまでの日米交渉妥結に期待した。


日米交渉の争点を要約すると、

1.日独伊三国同盟の実質的空文化。

2.中国に於いて蒋介石政権を唯一とし、
それ以外を認めず。

3.中国並びに仏印よりの撤兵。
[真珠湾]の日 (文春文庫)

その他の感想

あっ、あれ?
続編があったとは
子供の書く作文って下手な小説より面白い
偶然、予期せずに出会ってしまいました。
サイズ違いで到着
『ボコボコッ』というタンクの水がトレイに供給される時の音が非常に気になる
安いが良い品
コレは凄いかも
拍子抜け?
お菓子作りに、くせがなく使いやすい
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