実際にアメリカ議会を動かした歴史的な傑作映画

政治的・経済的・軍事的な力関係、
またメディアによる社会全体の雰囲気も
1960年代から現代まで、
アメリカ社会は大差が無いんじゃないか？
この映画はテキサスのＪＦＫ暗殺事件そのものを深く掘り下げて製作し、

公開後には遂に実際のアメリカ合衆国議会をも動かした歴史的な名画である。


ただ、
州ごとに大きく違っているアメリカの裁判所・検事局・弁護士・陪審員など
裁判制度について知らないと理解し難いかもしれない。

「ロウ＆オーダー」などの現代の刑事・法廷ドラマ好きにはかなり興味深いはず。

そういう意味でも一見の価値がある。


大統領暗殺というとリンカーンとケネディだが、
日本だと伊藤博文とかになるのかなあ・・・
果たして芸能界とかいうクソ下らない連中に支配されてしまった日本国に
これほどの社会的影響力のある作品(小説でも漫画でも良いけどさ)が作れるであろうか？
・・・無理に決まってるなｗ

原作となった書籍の方も読んだが、
これは上手く映画化したものだと思う。

普段から特に政治に興味が無い日本人でも結局はアメリカと無関係では居られない現状があるわけで、

この映画は基礎知識として観ておいた方が良い。

「アメリカ合衆国」を動かしているのが民主主義政治などではなく軍産複合体という経済構造だと言う事が理解できる。


ハリウッド映画ファンにとっては有名俳優が多数登場するのが見どころであろうか。