不満点のほうが多い

まず不満点ですが、
前作の終盤で、
産卵管を破壊されたエイリアンクイーンが、

実は脱出艇に卵産んでましたというのは、
さすがに無理がありすぎる設定です。

他にも、
前作の生き残りはリプリー以外死亡、
ブルーレイ版の劇場公開版の吹き替えが、

VHS版と完全版の声が混成しており、
同じキャラでもシーンによって声優が違っていたり、

ほとんどの登場人物が坊主・スキンヘッドのため、
脇役の見分けがつかない、

折角閉じ込めたゼノモーフの見張りを、
なぜか1人にやらせて逃げられる原因になる等、

良かった部分より不満点のほうが勝っています。
それから、
完全版は無駄に尺が長いのもマイナスです。


そして良かった部分ですが、
リプリーの行動基準が、
ゼノモーフ絶滅という点で一貫していることと、

武器が包丁や斧くらいしかない中で、
ゼノモーフの倒し方は捻りが効いていて良かったです。


完全版は尺が無駄に冗長で退屈、
劇場公開版は吹き替え派にとっては声が継ぎはぎで集中できない等、

どちらのバージョンも良かった部分より不満点のほうが多く、

わざわざ円盤を買ってまで繰り返し観たいと思う出来ではありませんでした。