愛猫を亡くした者として

私の猫は血栓症でガンとは違い、
強烈な痛みを伴うものでした。

そのため、
我慢強い猫が泣きわめくほどの痛みから開放してあげるために、
安楽死を選択しました。

今でもその選択が良かったのか、
思い出すたびに涙が出ます。

病院から連れ帰り、
抱きしめて大好きな家で最期を迎えるのがよかったのか、
それとも安楽死という選択が良かったのか。

この本を読むと、
自分の選択が正しかったとも思えますし、
お互い辛くても一緒に最期までいることも正しかったとも思えます。


家族の一員として猫を飼う以上、
避けられない別れですが、
自分の選択がまったくの間違いではなかったのかもしれない、
と思わせてくれる一冊でした。


ダビデの亡骸を載せることについて賛否あると思います（実際その点を指摘している方もいらっしゃいますが）。
愛猫との別れを記憶に焼き付けておきたい、
いかに家族の一員として大事な存在だったのか、
ということを表しているのだと思います。