とにかく、びっくりした。本当にすごい本である。
 読む前から予測はしていたが、
「予想以上」「想定外」をさらに上回って目からウロコがぼろぼろ落ちまくりであった。
わたしは今、
自分が中絶について何も知らなかったことを知った。
いろいろ揺さぶられる本である。
自分の今までの考え方はもちろん、
知識的な前提も、
無知や非寛容も、
さまざまに見直しを迫られまくりである。


 帯オモテには大きく「海外ではすでに「廃れた」中絶技術が、
日本で今なお用いられているのは何故なのか?」とあり、
続いて「中絶と避妊をめぐる世界と日本の現状を明らかにし、
女性の健康と権利を重視する立場から日本の中絶医療、
法、
倫理を考えるための新たな視点を提示する。
」とある。
まったく、
この通りの驚愕の内容が展開されている。


 帯ウラには「新しい問題に踏み行って複雑な議論を始める前に、
まずは実態を見極め、
現代日本の〈中絶〉の問題を明らかにする必要がある。
そこで本書では、
日本の中絶の大多数を占めている妊娠初期の〈中絶〉に焦点を合わせて、
技術、
法、
倫理の三つの側面から日本人が常識だと思い込んでいる〈中絶〉を問い直すことにしたい。
そうすることで、
日本では〈中絶〉がタブーとされ、
語られてこなかった理由もおのずと見えてくるはずである。
またその際、
本書では避妊と中絶をともに「生殖コントロール技術」と定義して議論を進めることにする。
両者は生殖過程を人為的にコントロールするための手段であるという点で共通しており、
中絶の問題も、
日本と世界における避妊状況の違いに照らして理解することが重要であると考えるからである。
」とある。
本文はまったくこの路線の、
冷静な議論が展開されている。


 知らず識らずのうちに、
自分は何らかの方向性を持った何らかの概念や「現実」にしばられていることがある。
というか、
そういうことは、
望むと望まぬとに関わらず、
実際にこんなにもあるのだということがわかる。
今までの自分「そのもの」が間違っていたわけでは多分ないのだと思う。
しかしあまりに無知であったことを知らざるを得なかった。
中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ: フェミニスト倫理の視点から

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これは中々・・・
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