はじめてここで、本当のキリスト者を見た!
とても感動した。
宗教改革がどのようなものであったのか、
はじめて腹の底から納得できた。
今後どのような書物で宗教改革のことを学んだとしても、
佐藤氏が本書で示した理解をくつがえすようなことは、
まずあり得ないと思う。


副題にあるとおり、
宗教改革こそが、
近代・民族・国家の起源である、
ということが納得できる。
そしてナショナリズムの起源であるということも。


もちろん話題の中心は神学である。
平易であるとは言いがたいが、
だからこそ、
キリストとはなにか、
教会とはなにか、
信仰とはなにか、
カトリックとプロテスタントの違いはなにか、
といった疑問が、
じわじわと、
あるいは電光石火に、
解けてゆく。
(むかし神学関連の本を数冊苦労して読んだわりには納得できるものが少なかったが、
本書の場合、
努力が報われたと心底思える。


信仰とはなにか、
ということを感得したあとで、
最終章および長いあとがきにおける、
沖縄のナショナリズム、
カトリック教会の対イスラムおよび中国戦略についての佐藤氏の分析を読むと、
その問題点が、
重大な問題点が、
くっきりとした輪郭をもって理解できる。


本書を読むことで知識が豊富になることも間違いないが、
もっとも重要なことは、
本書には読者に多大な活力を与える力がある、
ということだ。
佐藤優氏の活力の源泉はここにあり、
その源泉ゆえに読者もまた「目には見えない」活力を得る。
異教徒たる私たちに向けて、
わかりやすく読めるようにとの最大限の努力が結実している。


私は、
はじめてここで、
本当のキリスト者を見た。


引用されている「ヨハネによる福音書」を読みながら、
ああ、
きっと佐藤氏のお母さんは、
ここから、
まさる、
という名前をとったのだろうなあ、
と勝手に想像しながら…。


「あなたがたには世で苦難がある。
しかし、
勇気を出しなさい。
わたしは既に世に勝(まさ)っている。
」(三六七頁)
宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源 (ノンフィクション単行本)

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