奴隷貿易で財を成した男とその娘の栄枯盛衰記
『ウイダーの副王』(ブルース・チャトウィン著、
旦敬介訳、
みすず書房)は面白いが、
口の中に強い苦みが残るモデル小説である。


ブラジルでの生活に見切りをつけた27歳の極貧白人、
フランシスコ・マノエル・ダ・シルヴァは、
1812年、
大西洋を渡り、
西アフリカで奴隷商人として身を立てる決心をする。
徒手空拳で仕事に打ち込み、
当地のダホメー王から「ウイダーの副王」という肩書きを与えられた彼は、
ウイダーの地で巨万の富を築き、
権勢を振るう。
しかし、
その栄耀栄華も長くは続かない。


因みに、
ダホメーでは「宮殿の一番奥の敷地に、
王は宦官たちと3000人の武装した女兵士(アマゾン)とともに暮らしていた」。
ダホメーでは女のほうが男よりも遥かに獰猛な戦士だったので、
王は徴兵係官に村を巡回させて最も筋肉質の処女たちを兵隊にとったのである。


フランシスコをフランシスコ・マノエル・ダ・シルヴァ一族のヒーローとすれば、
いろいろな女との間に混血の息子63人、
娘の数は不明だが、
ともかく数多の子供たちを儲けた彼が衰退期を迎えてから授かった末娘、
エウジェニア・ダ・シルヴァはヒロインと言えるだろう。
120歳でエウジェニアがこの世を去った時、
フランシスコが72歳で死去してから117年が経過していた。


この小説を形作っているのは、
酸鼻を極めた奴隷売買の実態、
栄枯盛衰が避けられない人の世の宿命、
これらを引っくるめて何もかも押し流していく時の流れの威力である。
ウイダーの副王

その他の感想

他の製品より
色合いもOK
なかなか、よいです。
これから必要な知識
まるで日本画を見ているような美しさ
胸を打つ筆者の思い
室内の試着レポですが
ちょっと消したいときに
2014年もお世話になります!
V3と比べると
あると大変便利です
法思想史へのいざない
一般相対性理論を軸にした科学史
サイズが少し合いませんでした
やや難あるも合格点
旧版と比べると一部収録曲が変わっています。
goodだ
戦闘が爽快で気持ち良いです。
名作。
いいんでしょうけど。
長さのバリエーションあったらいいな
とても良いできです。
「驚くべきこと」しか書いてないハイパーエンターテイメントノンフィクション!
母のあらまし
少しずつ染める感じ。
少し寄れてた
涼太君の初主演映画
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