「性」がテーマの論文、対談、コラム…

　あくまで「マジメ」に「性」をテーマに論じている本です。
決して「おもしろおかしい本」ではないかもしれませんが「興味深い本」と言えます。
日本または中国に関するテーマが多いですが西洋発のテーマもあります。
そもそも近代以降になると西洋またはロシアの影響を受けずにはいられないわけで…。

　読んでいて学生時代の「卒論」を思い出しました。
本書もまた、
古今東西の文献を引用し「なぜそういい切れるのか」を明らかにしつつ話が展開いてゆきます。
こうして考えると「性」とは社会、
文化、
風習などと言った大きな「学問」の中に含まれるのだと思い知らされます。
もしあなたが本書の中に興味のあるテーマを見つけたならば、
購入の価値はあると思います。