連続点灯（10分以上）には向かないと思います

庭の防犯カメラ用に購入しました
レビューで発熱による故障のクレームが気になりましたので、
使用前に分解して電気特性を調べてみました

以下はあくまで数字は個人で測定した限りで、
見解も個人の意見です：

回路
・NIR-LED(おそらく850nm)が6個直列が8系と並列で繋がっています
・6LEDの毎に36オームのダンパー抵抗が直列に入っています
・CdSで明るさを検知し、
これが定電流回路のOn/Offしています
・この定電流回路は基板中央にあり、
基板上ではここが一番発熱します。


電気特性
・11.5Vの電圧印加で〜0.35Aとなり、
これ以上は電流が増加しません
　（定電流回路駆動、
ケースには１A/2Aと書いてありますがこれと異なります）
・ダンパー抵抗の両端電圧からLED一個の電流は60mA
・消費電力は〜4W (他の方で10W以上とありますが、
そんなパワーはありませんし、
そんなに投入するとLED素子が焼けてしまいます）

見解
・○電源の電圧変動は考慮されている。
ただし、
11.5Vを超える電圧はすべて熱となるので、
12V程度までの電源の使用が必須。

・○LEDへの電気的負担：一般的な850nmLEDの電気特性は50mA x 1.6V ~ 0.08Wで動作しますので、
60mAだとまあ許容できます。

・××発熱：LEDのみの消費電力は3.2Wで、
この半分が回路で熱になるとすると、
先ほどの4Wも加味して、
およそ2.5Wが内部発熱になります。

　　　この熱がケースまで伝われば問題ないように思いますが、
先のように定電流回路の発熱が大きいこと、
基板が熱的に浮いていることを考えると、
長時間点灯させた場合、
LEDの温度は上昇し熱的に劣化すると想像します
・△個人的には、
寒い季節以外では連続点灯には向かないと思います。

・××定電流は８系統の和で流れるので、
仮に１系統が壊れると、
この分の電流が他に流れ、
その結果、
加速度的に他の系統も壊れると想像します。


なお、