ゆかりさんの歌はなんて素敵なんだろう

　前作『メモリーズ・オブ・ミー』に続くカバーアルバム第二作。
前作と同じく、
全曲のアレンジはマンハッタン・ジャズ・クインテットのデビッド・マシューズ。
ミュージシャンは、
Pianoがデビット・マシューズ、
Alto Sax、
Flute、
Alto Fluteが近藤淳、
Trumpet、
Flugelhornが伊勢秀一郎、
Electric & Acoustic Guitarが大平重成、
Electric & Acoustic Bassが和田弘志、
Drumsが丹寧臣、
ゲストボーカル＆コーラスに宙美、
コーラスにコーラスアレンジも担当している向井浩二。
トランペットが交代し、
ギターが加わっているほかは前回と同じメンバーで、
前回にも増して、
ゆったりとした心地よさに浸ることができる。
前作もそうだったが、
カバーアルバムなのに、
ずっと昔からゆかりさんが歌ってきた歌のように心に届いてくる。
本当ににうまい人なんだなぁ！と思ってしまう。
選曲も素晴らしい。

　「日本で大ヒットした名曲をジャズ＆ボサノバ・テイストで贈る、
伊東ゆかりカバー・アルバム第2弾！」と書いてあるが、
他は歌詞とスタッフ等の記載だけで、
特に解説等がないのは前作と同じ。
このＣＤをかけて、
ゆったりと歌に身をゆだねていると何も必要ない。
カバー集であっても、
ゆかりさんの待望久しい素敵なニューアルバムである。
とってもいい。