伝説の密教漫画のOVA

｢週刊ヤングジャンプ｣で連載されていた伝説の漫画『孔雀王』のOVA全5作を収録したボックスです。

ご存じのように『孔雀王』は現在も連載が続いている作品ですが、
元々は1980年代後半にヤングジャンプで連載が開始され大ヒットした作品でした。


リアルタイム世代で孔雀王を知らないという方はまずいないのではないでしょうか。

わたし自身、
無印の頃から孔雀王の大ファンで現在まで作品を読み続けています。


従来のファンはもちろん、
孔雀王に興味を持った方にはぜひお薦めしたい作品。

ただ、
気をつけてほしいのは最初の3作品と後半の2作品では設定が大きく違うということです。

全5作品の続きものと勘違いしてみると拍子抜けすると思いますので注意してください。


ここで原作にも触れたいと思います。
現在まで続く原作でわたしが一番気になるのは絵柄の変遷です。
誤解をおそれずにいえば、
絵柄の｢劣化｣といっても過言ではないでしょう。

孔雀王(無印)→孔雀王　退魔聖伝→孔雀王　曲神紀と続いていますが、
中断せずに連載されていたわけではありません。

変遷は仕方ありませんが、
現在のそれは判子で押したような絵柄で迫力が全くありません。
無印の頃のような肉感に溢れた絵柄とは天地の差があります。

もし、
このOVAが現在の絵柄に準拠して制作されていたら大幅に迫力はダウンしていたのは間違いありません。


原作である無印の孔雀王と現在の孔雀王を読み比べてこの作品をみてはどうでしょうか。