最新のキットとしては力不足？

ペーパープランで終わったソ連、
多砲塔重戦車の商品化。

オブジェクト279で斬新なパッケージングを行ったタコム製なので、
期待して購入してみたのですが。
。


まずはパッケージング、
早くもマンネリ化？
O279とレイアウトもそっくりなボックスアート、
O279と同様なユニークなフィギュア（火炎放射器兵士）、
仮想配備デカール…ちょっとひねりが無さすぎです。

「フィンランドの鹵獲兵器となった想定のデカール」まで用意するなら、
OVMでもつけて欲しいところです。
商品と関連の無いフィギュアなんて要りませんから！
箱やインストに右側面図がないのも、
組み立てにちょっと不親切です。

主砲防盾上部のリベット取り付け位置も、
インストからはわかりにくいです。
。


さて、
中身は今一つの点が散見されます。

一体成型の車体・砲塔、
金属製砲身、
エッチング、
連結キャタピラなど、
箱の中身だけでそれなりに完成させることはできます。

しかし転輪系の足回りに問題があるので、
これから作る人はご注意を。

まず、
誘導輪、
起動輪の取り付け部がきついので、
部品A11, A24は少しけずりましょう。

次に、
補助転輪は芯棒奥まで転輪を差し込んでしまうと、
後でキャタピラが合わなくなります。
ここは接着しないで、
キャタピラをつける段階で調整してもよいでしょう。

要するに、
転輪系は仮組みが必須です。
泣きをみます（私は見ました）。


上記の理由で、
少し減点です。