ゲバラを著すバイブルとも言えよう。
 ゲバラ書籍と言えば、
本人が書いたもの、
戸井十月氏のような取材ものが殆どで、
近親者によるものといえば、
2番目の妻アレイダ=マルチの『わが夫、
チェ・ゲバラ 愛と革命の追憶』、
モーターサイクルダイアリーズの同行者にして親友のアルベルト=グラナードによる『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』 ぐらいだろう(娘アレイダは、
別れの時4歳であったので省いた)。

 そんな中、
ゲバラの理念、
精神、
革命思想を持ち続け、
具現化し続けてきたフィデルによる本書は、
メヒコでの「母国アルゼンチンにも革命を起こす」との約束などフィデルしか知りえぬエピソードも含まれており、
ゲバラを愛する多くの人にとって、
必読の書となろう。


 最後の手紙、
死したゲバラ追悼、
ボリビア日記(邦題ゲバラ日記)発表、
サンタ=クララでの遺骨返還、
チリやアルゼンチンでの演説、
インタビューによってフィデルの口から存分に語られるゲバラに読者は魅了されるはずだ。

 没後20周年記念として、
新しく建設された電子部品工場で行われた綱紀粛正演説でさえ、
口さがない連中の言う、
ゲバラを利用した国力増強のハッパかけとは受け取らず、
気分を高揚させるだろう。


 本書を際立たせているのは、
翻訳者の力もある。

 ヒロン海岸、
10月危機との言葉を使っているのは当然として、
英語版、
スペイン語版の双方を参照し、
フィデルの口調の独特の味を出すべく努力しているからこそ、
フィデルの言葉そのままを読者は日本語で受け取ることができる。


 ゲバラの姿勢を本人以上に鮮明に書き出した本書は、
寡頭制に嫌気がさし、
ゲバラ待望を願う読者にとって、
バイブルとなりうるだろう。
  
チェ・ゲバラの記憶

その他の感想

左綴じ?になってます
標準タイプとの違いについて調べました
新しい知識に顔を輝かせた一冊
理論一辺倒の本ではなく、実験もよく書かれて、一番バランスがよい
駄目人間描写が秀逸
ミニも購入
寒冷地にはちょいと厳しいかも
ただただ面白い
大人水泳入門
特殊なカード・・・^~^って感じです。。。
世界観は良かったんだけど
一人称の視点だからこそ!!!
ようやく良書に出会えた!
シノン好きだし
懐かしい。でも新しい。
特撮に思い入れのある人は絶対に買い
装具装着者には、ベスト
「音」「空」「無」「呪文」4つのキーワードで学ぶ般若心経
ラップと言えば。もうラップ切れとさようなら!
この1年であなたは何が変わりましたか?
デザインは良い。
神徒だって結構頑張ってる
ジャスミンの香りが爽やかです。
読んだ後、自分の母語について誰かに伝えたくなる
参考になる部分が多い本
香りはいいけど洗浄力は今ひとつ
生物と社会に関する知を統合する壮大な試み
食いしん坊、バンザイずらぁ!
面白い内容で、新鮮でした。
はじめの一歩が無いです
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