ソロでやりたい方にこそオススメ

発売日から五年以上が経過したゲームですが、
当時と今とでは状況が大きく変わりました。
端的に言えば「自分のペースでのんびりドラクエワールドを満喫したい」人にこそ勧めたいゲームです。
昔と違い難度選択の実装や優秀なサポート仲間に支えられ、
お一人様お断りみたいな局面はストーリーを進める分には出てこないと言っていいでしょう。


このゲームを新規の方が楽しむにはまず、
強いフレンドを作らない事です。
強いフレンドを自分のサポート仲間にすると、
そのサポートAI がひたすら無双する様を見てるだけでよくなってしまい、
面白味は大きく損なわれる事でしょう。
アリアハンを出た直後にレベル99の賢者が仲間にいたら、
いかにつまらないゲームになるか想像がつくはずです。
ですのでいっそフレンドは作らず、
オフゲー感覚で進めた方がかえって楽しめます。


ストーリーはオンゲーと馬鹿にするなかれ、
非常にドラクエらしい濃い物語となっています。
主人公が勇者ではなく、
かつてのライアンやアリーナ、
ベロニカ達のように勇者を支える仲間ポジションだというのも従来と異なる点ですが、
だからこその展開も盛りだくさんです。
覚醒前の勇者を狙う魔の手から勇者を守るために立ちはだかるのが主人公、
なんてのは過去のドラクエにも無い展開でしょう。
泣ける展開も少なくありません。


最初に出てくる仇敵、
冥王ネルゲルを倒すまでの道のりは過去のドラクエの中でも最も自由度が高く、
どういう順番で世界を回ってシナリオを進めるかは千差万別だと思います。
どう進めようがちゃんと本筋に集約されていくようになっているので、
好きに楽しんで大丈夫です。
取り返しがつかない要素も特に無く、
後でどうとでもなります。
唯一、
自キャラの種族と性別だけは後で取り返しがつかないので、
キャラメイクは慎重に。


その他、
オンラインならではのアバター要素として、
今作は着た装備が全て外見に反映されます。
そして自分好みのカラーリングができるため、
赤いドラゴンキラーを振り回したり、
銀のオーガシールドを構えたりできるわけです。
慣れてくると様々な装備を組み合わせたコーディネートを外見用にいくつも登録しておけるため、
装備の性能に関わらず好きな見た目で遊べるようになります。