実に危険な考え方を描いた絵本である。

ママを喜ばせるために産まれてきました。
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ハァァァッ！？！？
ただただ驚いて愕然とします。

これは「産まれてきてくれてありがとう」とは180度異なった言葉なのです。

そう、
この絵本はトンデモないことを語り掛けているのです。


子供の心はここまであざとくありません。

ほんの一部の大人の偏見が全編通して貫かれた独裁主義に近い内容で実に怖ろしい。

どうしようもない母を選んでここに来てやった。
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これでは世の多くのお母さん方や女性への蔑視に当たり、
コレに賛同するとんでもない考え方を植え付けていくばかり。

結果的に横暴な子供や偏屈な考えの子供が育ち、
間違った感性のまま成長してしまいます。

もちろんお母さん方の成長も阻害するのです。


更に言わせてもらうと生命尊厳の立場からも根底から覆され間違った観念が根付く大変危険なことだと思われます。

これは作者が意図せずとも未来を担う子供達一人一人の意思を統一決定する立派なマインドコントロールです。

この犯罪の多い世間でそれを助長しかねない自分本位な見解を記した危なっかしい絵本とも言えます。

異を唱えなければこの価値感や感性を持ったまま成長する子供たちが多く育ち大変遺憾であると言わざるを得ません。


作者から感じられるのは価値観が偏った自己愛主義だけです。

言葉使いも汚く、
下劣なメッセージ性と危険な思想の塊にしか思えません。

これらの作品を多くの教育者や識者に見せたならそれこそ非難しか出てこないと思います。

何万冊も読み、
何十年も国内、
海外の絵本に携わったお仕事をさせてもらいましたが昨今このような滑稽で歪んだ主題、
そして金儲け主義的な絵本が売れることを非常に憂いています。

絵本業界からもその様な声を沢山伺います。


純粋な子供と母親をこのような絵本で心染められるのは余りにも残念で残酷に思えます。

全く持ってオススメできません。

私は改めてこの絵本から感じ取るのは洗脳に近い怖ろしく浅はかで間違った価値観を植え付ける危険性を孕んでいる事を訴えます。