日本の英語教諭の皆さん、ぜひ御一読ください
 著者は聖徳大学文学部教授で、
専門は言語学、
科学哲学。

 わずか200頁強の新書で紙数が限られていますから、
英文法といっても取り扱っているのは、
代名詞、
普通名詞、
冠詞、
現在形、
進行形、
完了形の6項目で、
しかも<日本語人>と著者がいう我々読者が、
なかなかたどりつけないネイティブの発想法にこだわって解説がされています。


 一言でいえば、
日本の中高生の皆さん、
そして英語教師の皆さん、
ぜひとも手にとっていただきたい、
という感想を持ちました。

 日本語の名詞「イヌ」は「イヌ」個体の集合も表せるし、
「イヌ」個体そのものも表せるが、
英語の「dog」は単独では「イヌ」概念しか表せず、
個体を表すことはできない、
という説明は実に明快です。
個体を表すには英語の場合は何か限定詞(冠詞や数詞や所有代名詞等)をつける必要があるのです。


 冠詞のくだりも簡明です。

 不定冠詞をつけるのは「その個体がどれであるかはさておき、
その種類に属することが重要な情報である場面で使われる場合」である。

 名詞にsomeをつけるのは「特定できないことに重点が置かれている場合」。

 そして定冠詞がつくのは――日本の学校教育の現場で教えられるような「前に出て来た印」でも「世の中に唯一のものという印」でもなく――話し手が聞き手に対して文脈や習慣から「それ以外ではおかしい」「X個体を絞りこむこと」を要求している場合だ、
という説明も目からウロコが落ちる気がしました。


 ことほど左様に、
「逆転」という言葉には、
十年一日のごとく変わらない日本の英語教育現場での教えに矢を放たんという著者の強い思いが込められていると読めます。

 私自身、
留学経験もなく日本の公教育の場で英語を身につけましたが、
教えられたことの多くに誤りがあることを長じてから知ったくちです。
著者のように誤りを正してくれる書をいくつも読んで、
誤った刷り込みを必死に拭ってきました。


 多くの英語教諭がこうした書にあたることで、
私のような不幸な事例を再生産する事態にそろそろ歯止めをかけてもらいたいものです。
逆転の英文法 ネイティブの発想を解きあかす (NHK出版新書)

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