強すぎたる大将、武田勝頼の不幸を余すところなく伝える一冊
 「強すぎたる大将」とは、
今回著者があえて引用しなかったであろう、
『甲陽軍鑑』による武田勝頼評です。

 著者は武田家滅亡の地、
田野(本書ではあえて天目山としない)に両親の故郷があり、
勝頼主従滅亡の伝説を幼い頃から聞いていたために彼に親近感を抱いていたといいます。

 本書は、
武田晴信の庶子(四男)として出生し、
信州諏訪氏の惣領(あるいはその分家である高遠諏訪氏)を継ぐこととされていた四郎勝頼が、
武田氏に起こった内紛の結果、
武田氏家督の陣代(代行)となり、
父信玄が引き起こしてしまった織田・徳川同盟との全面対決局面を引き継ぐ場面から始まります。
すでにこの時、
信玄は宿敵上杉謙信ばかりでなく長年の同盟者北条氏とも敵対しており、
周囲は敵ばかりという状況でした。

 一般的には長篠合戦で勝頼の運命は決した、
と考えられがちですが、
本書では長篠合戦をはやくも第一章で扱います。
勝頼自身がみずからの滅亡や武田氏の命運について意識をし始めたのは、
長篠合戦から四年後の天正七年の春。
足利義昭の周旋もあってせっかく和睦と再度の同盟を結んでいた北条氏と、
越後上杉氏の内戦「御館の乱」を巡ってたちまちに関係を悪化させてしまい敵対することになりました。

 この時、
勝頼に富士宮浅間神社にあらわれた大杉から煙が立ち上るという怪現象が伝えられます。
しかし、
彼は少しも騒がず、
自身の滅亡について家臣団の居並ぶ場で言及し、
そして例え滅亡することになっても信長と戦い抜くという決意を示した、
といいます。

 偉大すぎる父の姿と、
歴史上屈指の人物である織田信長と徳川家康という大敵。
本書はその二つと戦い抜いた武田勝頼の苦難の歩みを余すところなく描いた大著です。
著者の思い入れをじっくりと味わいつつ、
730頁にも及ぶ本文を読み込みたいものです。
武田氏滅亡 (角川選書)

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