帝政ロシア、ソビエト連邦、新生ロシアのそれぞれの海軍の歴史。豊富なグラビア、鋭い歴史論考、さらに新旧の艦艇写真と詳細な解説。航空機も海軍歩兵も登場する。
全体の三分の一はグラビア。
出典がロシア国防省やタス通信なのでプロのカメラマンが映したものばかりで流石に迫力満点。
オールドファンには懐かしさを覚える古いポスターも一時代前の白黒写真も味があって良い。


艦艇の種別呼称も原語対応で一般にはミサイル駆逐艦だが本当は「艦隊水雷艦」であったり、
空母も「重航空巡洋艦」とかNATOではタイフーン級と呼んだ原潜も「戦略任務重ミサイル潜水巡洋艦」とか面白い。


戦車・赤軍研究の第一人者の古是三春氏がさらに研究領域拡大して「ソ連・ロシア海軍史」に挑戦。

・帝政ロシア海軍の始まりは1693年にピョートル大帝が<ロシア北西部の白海東南岸>アルハンゲリスクに造船所を開設したことから(原文はなぜか「カスピ海に注ぐヴォルガ河口部の」と誤記)。
さらに1703年サンクト・ペテルブルク建設で躍進。

・遠洋型海軍に進むが日露戦争(日本海海戦など)で艦隊主力は壊滅してしまう。
その後戦艦ポチョムキンの反乱が帝政崩壊の端緒となり1917年のロシア社会主義革命へ。

・革命後海軍は地上軍の一部門に格下げされ大半は旧式艦艇でそのまま第二次世界大戦へ突入。
(1930年代のスターリンの海軍軍拡計画に触れなかったのは文字数制限の故?)
・戦後は米ソ冷戦の枠組みの中で、
核戦力としての戦略ミサイル搭載原潜の増備とゴルシコフ提督のイニシアチブにより潜水艦隊を守る外洋海軍力の建設を進め、
それなりの巨大戦力を保有するに至ったが本家本元のソ連邦は1991年に終焉。
四分の三の艦艇を<軍縮>。

・現在はプーチン主導で「大国ロシアの復活」を目指して新型艦艇の開発を促進するも前途多難な模様。

なかで「ソ連初の原子爆弾」と「開発計画のリーダー」の写真一枚が掲載p39されており貴重である。
しかし本文中の現有戦力の数値と別褐の艦艇総数のそれが微妙に異なるのは専門誌としてはいかがなものか。
WAR MACHINE REPORT(ウォーマシンレポート)(58) 2017年 09 月号 [雑誌]: PANZER(パンツァー) 増刊

その他の感想

Lサイズがお勧め
ピンチが……
my first gortex
初期状態では難あり一工夫必要
安定感があまりないような
親子と「よつばと!」
「やり方」ではなく、「あり方」から事業を見直せる分かりやすく実践的な戦略指南書
喜ぶでしょう~
この本を読んで一億稼ぐ人は出てくるのか?
難易度高し
これは決して過去の問題ではない!−自らの頭で考え、自らの言葉で語ることの意味−
ライダーファンならお買得
会場にいらしていたファンの方々はご存じでしょうが…
常備菜という単語に惹かれて購入
期待せずに買えば吉!
子供の誕生日に。
これはなかなか…
家計管理、中級編。
光の天使‼
橘高と三柴の共演
意外にでかい
効果あり(私の場合は効果あり)。
“奇跡”は偶然にあらず
3本セットが欲しい
DSC-RX100M3 on R-スノークロス 52mm クロス with MAGFilter
安心して参考にできる良書
ここのレビューで「あ、買わなきゃ」って思わせられた。
他のフィギュアもそうですが、とても精巧で孫が気に入っています
高かった...
戻る