これは決して過去の問題ではない!−自らの頭で考え、自らの言葉で語ることの意味−
今まで、
この著作にレビューが寄せられていなかったのは疑問だった。
それだけこの著作の問い掛ける発言が重いことがあるのかもしれない。

そうした中にあって、
少しだけこの著作に関する思いを述べさせていただこうと思う。

政治学者としての著者による戦中と戦後の間に横たわる『断続と連続』に関する1つの断面に関する思索が様々な書評や著作そして発言から年代毎に編纂されている。

 この中で注目すべき点は
(1)明治国家と1945年8月15日以後の『日本』に見られる地下水脈的な意味合いの“精神的構
  造”と“枠組みとしての政治構造”の関連
(2)ナショナリズムと戦後そして将来への道標を模索する

との2点だと思われる。

出版されたのは今から33年前のことであるが、
その当時既に問題とされていたのは『元号法制化』であったことも記憶の中にある。
当時この問題の中で個人的に気になっていたのは“意識を縛る”ものとしての『元号』の存在だった。
法案には明記されていなかったものの、
現在でも役所などの公文書は全て元号が使われ、
駅で通勤定期を購入する時も記載は生年月日の記載は元号が使用されている。
否応なしに元号は強制されているのが事実である。

 これは一例にすぎないが、
法と現実の間には歴然とした違いがあるのは明白であり、
それはこの国が辿ってきた道と全く同根である。
最初に決めたことがいつの間にか一人歩きする。

 それも何時何処で誰によって変えられてしまったか解らないまま歪んだ形に変質し全体を覆い尽くす形になっている。

 こうした日本の構造から問題点を摘出し、
それにどう対応するかが『何を読むべきか』『若き世代に寄す』等から読み取ることが出来る。

 “戦後レジームの見直し”と勇ましく雄叫びをあげながらも無責任に政権を放り出した元総理大臣から三代にわたっての無投票による政権に対する決算が近づく中、
本質的に問われるのはこの国の政治の主体である1人1人の意識である。

 気がついたら手遅れだった、
との事態に陥らせないためにも“自らの頭で考え、
自らの言葉で意見をいう”ことの大切さをもう一度かみしめたい。
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戦中と戦後の間―1936―1957

その他の感想

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