ポピュリズムではなく、旧来式の手法に準ずる形で強さを維持する安倍政権
本書は、
自民党及び安倍政権の強さを、
自民党の組織構造・体制を徹底的に分析することで考察する本である。

同じく中公新書に日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)という良書があり、
こちらは省庁や議会と自民党の関係を考察していたが、
それと相補的な本と見ることが出来よう。


本書で転換点として注意が払われているのは、
小選挙区制の導入(同時に自民党が下野している時期)と小泉政権のときの二つである。

中選挙区制では内部調整・自民党立候補者同士の対決のために有効であった派閥や個人後援会は小選挙区制の下で弱体化した。

小泉政権期には、
派閥の完全無視の人事、
事前審査制の無視、
利益団体に対する攻撃などが行われたが、
小泉の主目標が郵政民営化や旧田中派の弱体化だったので、
事前審査制そのものにはそこまで風穴は空かなかった。


一方の安倍政権は、
手法を見ると意外と旧来型に近い面が多い。

派閥の領袖にポストを割り当て、
ポスト安倍になりうる有力対抗馬である谷垣や石破、
二階なども要職に就けるなど、
内部対立を避けるような運営をしている。

利益団体への配慮も強く、
選挙での強さは「ポピュリスティックな手法で浮動票を狙う」のではなく旧来的な固定票によるものが大きいとされている。


帯にある「その強さは本物なのか?」に明快に答えているわけではないが、
弱まりつつある枠組みを最善に運営して強さを出しているのが安倍政権だとみると、
その強さは緩やかに下降傾向にならざるを得ない、
というのが本書の結論かなと思える。

自民党組織構造や集票方法の分析が簡潔にまとまっており、
ありそうでなかった本だと思う。

なお本書は自民党の考察しか行っていないので、
「強さ」の裏側にある野党の弱さには一切触れられていない点には注意が必要である。
自民党―「一強」の実像 (中公新書)

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