巨大ヒーロー物としてだけでない魅力がある特撮作品

子供の頃にTVで観たのは繰り返し放送された再放送でした。

その時は特にミニチュアで作られている特撮部分に興味をもって観ていましたね。
今、
観てもウルトラホーク1号などのメカの格好良さを感じます。

ウルトラセブン自体はウルトラマンと比較すると人間サイズの大きさでの活躍も多くて、
子供の頃は少し戸惑った記憶があります。
カプセル怪獣は今では某ポケットのモンスターと似てます・・・

本当に久しぶりに観直してみると、
怪奇現象的な話や、
SF的な展開だったり、
宇宙が物語の舞台とか様々な内容がありますね。

当時の社会風刺も感じられる話数などもあり、
大人の鑑賞に耐えられるストーリー作りになっている事が今さらながら認識しました。

如何に子供の頃は特撮部分にしか興味を持って観ていなかったのかが分かるようで、
お恥ずかしいです。


人間の業の様な部分も浮きだしにしたり、
異星人と地球人との間で苦悩するダン（セブン）の描写なども物語に深みを感じます。

あと、
ダンの格好良さは子供ながらに感じていても、
アンヌ隊員の可愛くも美しいという感覚は無いのでガキの頃は分かって無かった。
個人的には、
話の冒頭でダンとアンヌ隊員が二人で海に行ってる「ノンマルトの使者」が物語全体の愁いもあって好きですね。


最後の方の話数を除けば単体で楽しめる内容も多く、
約25分（前後編でも約50分）という短い時間でもドラマを感じられる作品だと改めて思いました。