飛行機旅行のためのトリビアなガイド・ブック.
本書の趣旨はほぼタイトル通りで、
定期航空・旅客機に関するトリビア、
具体的には空港・航空路、
法的規則(慣習含む)、
管制、
路線の特徴(景色)などの概略を解説するものである。
但しトリビアと言っても、
航空機利用のビジネス族やヘビー・ユーザー辺りでは結構既知の、
或いは著名な事情が散見されるので、
エアライン・マニアやエアライン(アライアンス)の上級FF会員等の資格を有する読者には物足りないものがあるように思われる。
かかる点では本書は航空機の一般利用者・一般読者を対象としている。
本書の構成・内容については、
このページの「商品の説明」及び「目次を見る」にある通りだが、
個人的にはPART5の前半(「東京飛行場」一番機の“珍客”・世界初の「北回りルート」・戦後初の国際線フライト・戦後初の運行再開の路線など)辺りと、
羽田発の往路と復路の相違・「ウェイポイント」の名称など(56~79頁)は面白いトピックと思う。


ただ幾つか疑問のある論旨を指摘しておきたい。
まず往路と復路が大きく異なる路線として“羽田ー小松線”の解説がある(76~78頁)。
テキスト解説では「小松から羽田に向かう際には、
離陸してまずは福井に向かい、
福井上空で左に旋回して名古屋(小牧)をめざします」とあるのだが、
地図によるルート図示では、
小松を出ると直ぐに左旋回して、
福井のずっと手前(東寄り)、
大臼山と大野の間を過ぎて名古屋のやや東寄りを通っており(77頁)、
前述のテキスト解説と整合しない。
往路にしても「富士山の北側斜面を通過すると……」(76頁)とあるが、
前記のルート地図を観ると横田からほぼ直線で「甲武信ヶ岳」のやや北側を通過しており、
「富士山の北側斜面」どころか山梨県北端を外れて埼玉・長野県境南端付近を通過しているのも上記テキスト解説と乖離する。
また“フォネティック・コード(通話表)”について、
「航空業界には……表のようなアルファベットの独自の呼び方があり……客室乗務員や空港で働くスタッフの世界共通用語です」との解説がある(122頁)。
このコード(通話表)は無線通信資格者には必須の規則(総務省令に依る無線局運用規則)だが、
元々は無線電話通信のために取り決められたもので「航空業界」専用ではない(和文の通話表もある)。
以上細かい点を除くと、
広く一般読者向けの飛行機旅行のトリビアなガイドと見て良いだろう。
飛行機はどこを飛ぶ? 航空路・空港の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)

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