吉田秀和が教えてくれた
秋のある日,FMラジオから流れ始めた音楽に,わたしは掴まれた。
30分間,その音楽だけに集中した。
それは バルトークの「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」だった。


ブリティッシュ・ロックやプログレッシブ・ロックばかり聞いていたわたしは,こんなにも密度の高い音楽があったのかと思った。
もっと聞きたいと思った。


手当たり次第に,名盤何百選や音楽雑誌を読み始めたのだが,どうも表面を撫でるだけの,一定の音楽的教養があれば誰にでも書けそうな,つまらない文章しか見つからない。


そして吉田秀和に出会った。
この人は莫大な教養を持っているが,教養で書くのではなく,自分の感性だけを信じて書いていると思えた。
そして吉田秀和を読み始めた。


ピエール・ブレーズの「春の祭典」が,これまでの演奏とは全く違ったものであることを教えてくれた。
ポリーニを教えてくれた。
ポリーニを知らなかったら,ベートーベンの後期ピアノソナタに夢中になることもなかっただろう。
ショパンもそんなに聴かなかったと思う。
そしてシューマンを教えてくれた。


この本に「シューマンは明確にとびこえた」という1行がある。
シューマンは古典派の枠を飛び越えて,真のロマン派になったのだと思う。
シューマンは躁鬱病(双極性感情障)を持っていたと言われる。
クライスレリアーナなどを聞くと,その気分の揺れの激しさが伝わってくる。
(しかし,なんと美しく昇華されていることか!)

バルトークの音楽がどうしてあんなに緊密なのかも,この本で分析されている。


これは著者の第一評論集だが,わたしはこの本が一番好きだ。
主題と変奏 (中公文庫)

その他の感想

さわやかな香りが長持ち。
裏ジャケ写真の、御大の表情が良い。
充電出来ず
念願の大き目サイズのベジット
股上は深めだと感じました
第二次世界大戦が終わるまでの藤田嗣治を作品からひもとく。
2個購入し1個は健在ですが、もう1個は3ヶ月弱で左クリックが利かなくなりました
うちのも新型でした。 中仕切り付は超便利です。
残念な演出と編集
知人の子供用に
良いんだけれど
無知な私でも
岩波文庫、ケルゼン「民主主義の本質と価値」(第二版 1929年)の新訳
初版と違うところはよくわかりませんが
漫画と災害
パッケージが可愛い!使うのがもったいないです(笑)
ドレイは魔法の言葉
一番シンプルな歩行器。歩行のバランス・筋力改善のお供に
ミリネジで行けます
良作ではあると思います
簡単組み込み
素晴らしい才能
朝日新聞の葬式
へたりにくく助かりました
写真の色ほどクドイ色ではない。
この本を参考にVB.NET開発へ
もうちょっと明るい色かと・・・
藝術・呪術の持つ演戯=作為の持つ価値とは
実務家のためのハンドブック
読みおえて
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