岩波文庫、ケルゼン「民主主義の本質と価値」(第二版 1929年)の新訳
長い間、
西島芳二氏の翻訳本が流通していた、
ケルゼンの民主主義論(第二版)岩波文庫本の長尾龍一氏、
植田俊太郎氏による新訳である。
よく知られている本なので、
内容は省略する。
名著だと思う。

旧訳との違いは次の通りである。
(客観および私感)
1. 旧訳の題は「デモクラシーの本質と価値」であった。

2. 本文(序言+全10章)は、
新訳本は約122頁、
旧訳本は約107頁(数え間違いあればご容赦。
以下同様)。
新訳の方が字が大きく、
行数も1頁1行少ない。
視覚的には、
新訳本のほうが読みやすい。

3. 文章、
用語については、
現代的で、
易しい新訳という趣旨と思うが、
必ずしも全部そうとは言えず、
旧訳の方が、
平易で、
わかりやすい部分もある。
これは、
新訳は旧訳を意識してしまうので、
旧訳が短く書いているところを、
ちょっと解説気味に書き、
旧訳がちょっとだらだら書いているところを、
簡潔な言葉で書いてしまう(結果的に難しくなることもある)からではないかと思う。
なお、
内容は難しい本ではないので、
旧訳新訳とも、
読書には問題ない。

4. 注解は新訳約21頁、
旧訳約21頁で、
同じぐらいかと思う。

5. 訳者解説は新訳が約23頁、
旧訳が約5頁(+矢部貞治序文約10頁)。
新訳の訳者解説は丁寧で、
興味深い。
ただ、
本文を読めばわかることまで書きすぎているような部分もある。

6. 重要なこととして、
今回の本には約15頁の「民主主義の擁護」(1932年)の訳がついている。
これは大変にうれしい。
ドイツにおける民主主義の敗北を目前にして書かれたもので、
ケルゼンのため息、
悲鳴、
そして、
決意が聞こえてくる。

疑問点
●新訳本18頁9行は「根源的な自由への本能が受ける変遷・性質変化のー」となっている。
これはその前の「第一段階にほかならない」の繰り返しという意味かと思う。
原文がどうなっているかしらないが、
訳文としては、
この省略表記は大胆すぎると思う。
きちんと書くべきではないだろうか。
(旧訳ではきちんと書かれている)
民主主義の本質と価値 他一篇 (岩波文庫)

その他の感想

高性能で低価格
残念ながら使い勝手はあまりよくありません。
推理要素ゼロ
さすが、評価の高い製品。別次元の真打登場!!
very interesting , but..
ハロウィンパーティーは、この本におまかせ!
瑞々しくて優秀だ
すっきり☆
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切れ味バツグン
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評判通り軽い製品です
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総じて満足できる商品です
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