第二次世界大戦が終わるまでの藤田嗣治を作品からひもとく。
藤田嗣治の伝記に興味があったから、
アマゾンで洋書を買ったが、
知識が足りなくて、
人名のそれも日本の画壇で活躍した人の名前が分からず、
漢字もないので、
あきらめかけていたところ、
本書をプレゼントされた。
値段もページ数もボリュームたっぷりの本書は、
暦とした研究書だったが、
基礎知識のない私の興味を削ぐことなく、
藤田や藤田を取り巻く、
作品や、
作品が制作された背景、
作品に描かれた背景、
書簡、
などなどを通して、
藤田の誕生から第二次世界大戦後までの半生(3分の2生か?)を、
追跡する。
なにやら、
考古学のフィールドワーク謎解きのようなワクワク感のある一冊。

藤田嗣治は、
あまり日本に知られてこなかった画家だという。
1つには戦時中に戦争画を描いたため、
戦後の日本人に敬遠されたためと、
また1つには、
日本での画壇デビューをする前にパリで売れっ子になったため、
単に日本の洋画の範疇に収まりきらないところがあること、
また、
彼の最後の奧さんが藤田や藤田作品が勝手な解釈をされることを快しとしなかったことなど、
様々な理由があるだろうが、
本書はご遺族の心情にも充分配慮をしながら、
ひたすら作品を見つめることから論じる姿勢を貫いているところが、
とても気持ちよかった。

他のレビューアーの方も指摘されているとおり、
たしかに本書には、
カラーでの作品の紹介が少ないが、
逆に、
私には、
文章中で言及のある作品については可能な限り(散逸や作者自身が焼却処分したものを除く)その構図が分かるようになっているのは、
ものすごく有り難く、
この値段でこれだけの図版を挿入できたことをむしろ評価したいです。

まだまだ藤田や藤田作品について分かっていないことは多く、
本書は今後の研究課題なども含めて、
現在分かっていることと分かっていないことを明記してある。
藤田が最後にフランスに戻って帰化しカトリックの洗礼を受ける段は駆け足で終わっているので、
今後さらなる研究がなされることを期待します。
藤田嗣治 作品をひらく -旅・手仕事・日本-

その他の感想

激安なので納得
汚れがつきにくい
すばらしかったです
お菓子、パンなどに美味しい、有機で安心。
コスト、性能共に満足です
良くも悪くもないかな?
常時点灯か・・・
ベランダサイズのプール!
商業登記法立法担当者のハンドブック
水筒デビューにピッタリ!色&デザインも目立ってGOOD!
良い時代になったものです
リジョンフリーなのかも。
最近のディーラーはいじらない。カーショップは、売ってない?
サッカーパンツとして…
文系の読者のために
個性派にオススメ
木の感触は良いが 木目の扱いが悪い 
本を読みたい人に
JAZZスタンダード本の決定版!
これからの季節に重宝しそうです
ブラなし
意志の力ではどうにもならない・・・依存症。サポートが必須でしょう。
道は開ける!
どこが・・・・
CB 400SF アクスルシャフト、かし丸くん
ドリブルが強すぎる
それなりに匂います
安さで選びました
情報システムの担当者以外の一般国民も読むべき本
戻る