本を読みたい人に

韓国に出張する機会が多いので韓国語を自習するために数冊のテキストを買って勉強していましたが、
どれも帯に短しタスキにながしと言うところで、
全然身につきませんでした。
それで、
自習は無理かと思って韓国語講座に出席して勉強していました。
しかし、
講座では、
文法の話は一応テキストに沿ってはいるもののあまり体系的ではなく、
文法の応用として先生と簡単な日常会話をする授業でした。

韓国に何度も出張するけれども、
実際には出張先の仕事で韓国語を使う事がないので、
簡単な本が読めたらいいなと思って読書に挑戦しましたが、
本に出てくる文章は日常会話と比較できないぐらい長くて、
複雑な文のつながりなど文型がわからなければ全然理解できない事がわかりました。
それで、
この本を通して読みました。

文型が100通りに整理されていて、
一つの文型には12の例文があり、
一行程度の長さでその訳が併記されているので、
原文と訳文を見比べて読むと文型の使い方が良くわかります。
また、
例文の解説にもさらに例文があり、
使い方の説明や注意事項、
韓国語では頻出する尊敬表現の説明などがあります。

文型のレベルが前から次第に上がっていくようなので、
飛ばさずに順番に読んでいくとそれ以前の文型や既に使われていた単語が使われていたりして、
よく出てくる単語は自然に覚えてしまいます。
この本を通して読んでから韓国で買った非常に簡単な本で当初は手も足も出なかったものが、
話の流れがつかめるようになりました。

また、
文法の参考書として、
意思を表す表現や後悔の念を表す表現・失礼の無い丁寧な命令などの微妙な表現などいろいろ調べるのに便利です。
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