選曲を新旧おり混ぜても出音に違和感が無くバンドコンセプトがよく解るベスト＋αな１枚！

1stアルバム"PYRAMID", 2ndの"TELEPATH", そして3rdの "PYRAMID３", と計３作を
世に送り出しそして今回初のベストアルバムとなるThe Bestがリリースされました。

Pyramidのアルバムの中でも"PYRAMID"と"TELEPATH"のCDは欲しくても手に入りにくい
状況にあるので今回のベスト盤CDはそんなニーズの為にも朗報になったと思います。


【ジャケット】
(残念ながら？)今回人物写真は一切無しのでイメージ押しのようですが、

じゅうたんやマテリアルなど融合させた様なオリエンタル調子がやけに綺麗で目立ちます。


【収録内容】
1stアルバム発売から今日の10年の間に出された３CD作品から選りすぐりの11曲に加え、

鳥山さん新曲の#1 Excavation、
カバー曲の#13 CaptainCaribeが新リリース追加され計13曲を収録。

ドラムス神保氏、
ギター鳥山氏、
キーボード和泉氏のお三方の放つ和プレイ／アレンジは
ライトなフュージョン、
かしこまったジャズ要素、
跳ねるR&B、
という判り易い要素を
中性な域へ持っていき尖った部分を打ち消して聴き易く、
でもしっかり定まったノリがあります。


1stの"PYRAMID"発売から今日まで10年もの時間が流れてますが、
、

今作のThe BestでPyramidのナンバーを聴き直してあらためて素晴らしと思ったことは
どの時代のナンバーを聴いても古臭さとか時代の流行りのクセの少ない一貫した音作りで
新旧の曲達をおり混ぜてみても違和感無く最後まで通しで聴けたことでした。

これをバンドで続けていくのは難しいはずですが変わらない"音"に驚かされるところです。

立ち上げ当初からバンドコンセプトがしっかり出来上がっていた事があらためて解りました。


#1. Excavation　　　（オリジナル新譜曲）
#2. Moon Goddess