秘教的な悟り本（！？）

この本はなかなか読み進めなかった（特にエジプト編が始まってから）。
分厚いせいもあるが、
とにかく「濃い」のだ。

確かに輪廻、
ソウルメイト系の話や、
砂漠になる前のエジプトの話（グルジェフやケイシーファンにはおなじみ）と、

エンターテイメント的要素が多いものの、
実はノンデュアリティ、
悟りの解説本であったのでした。

これが1950年代前半に出ていたとはまったくもって驚きです。
内容的には、
示唆に富んだ分かりやすい内容の
ものなのに、
そちら方面ではほとんど取り上げられていないのはホントもったいない。

確かに、
この本がシャーリーマクレーンなどと一緒に1980年代に紹介されたとしても、
単なる生まれ変わり本として
さほどインパクトは与えられず埋もれてしまったとは思いますが。
。
。
あと、
訳がとても良いです。

「世界は全てマボロシ」的な話に実感がわかない人におすすめ。
まことに人間臭い非二元本。