映画化されたシェイクスピア作品のみならず、シェイクスピアの映画文化への影響まで論じた大著
 この本は、
映画化されたシェイクスピアの作品及びシェイクスピア作品の影響を受けたと思はれる世界各国の映画に関する論文集である。
つまり、
ロジャー・マンヴェルの名著『シェイクスピアと映画』の様に、
映画化されたシェイクスピア作品だけを論じるのではなく、
シェイクスピアの文学が、
世界の映画にどの様な影響を与えて来たか?にまで論点を拡大した本なのである。
当然、
ぶ厚い大著である。

 本書に収められた論文の著者達は、
欧米各国の大学に籍を置く研究者で、
七人の日本語訳訳者は、
シェイクスピアの専門家もしくは、
演劇学、
文化人類学、
及び日本語教育の専門家達である。
上述した様に、
映画化されたシェイクスピア作品だけでなく、
シェイクスピア作品の映画文化への影響を広く論じる中で、
例えば、
黒澤明監督の『悪い奴ほどよく眠る』を『ハムレット』の影響を受けた作品と見なしたり(547ページ参照)、
『禁断の惑星』を『テンペスト』の影響を受けた映画と見なした論文(559ページ参照)が収められて居る事が興味深い。
(言はれてみれば頷ける気がする。

 参照文献などが詳細に記載された非常に立派な研究書である。
ただし、
ロジャー・マンヴェルの『シェイクスピアと映画』に溢れて居た様な情熱が今ひとつ欠けて居る気がしたのは、
何故なのだろうか?−−アカデミックな人々の文章の宿命なのだろうか?−−それから、
本当に立派な、
ぶ厚い本なので、
仕方の無い事なのだろうが、
ちょっと値段が高い気がする。


(西岡昌紀・内科医)
The Cambridge Companion to Shakespeare on Film (Cambridge Companions to Literature)

その他の感想

1作目のインパクトは無い
高評価レビューに釣られて買ったけど…
期待通りの効果がありました
ユピテル
スーパー嫁じゃなくて
やさしい美術の常識
優れもの☆
満足度MAX
商品名どおり
はじめてボカロを触る人向け
絶賛したいのですが…完全復刊を望みますよ。正直。
もう一工夫ほしい。
画期的ストラップ
2Lサイズのプリントのファイリングに便利
最低…
テレビ用に購入しました。
子猫用に購入しました
インスピレーション
感謝できません
登山、トレッキング用に購入
頼むぜ
素敵なクリスマスプレゼントになりました
にぼしが入っていて美味しそう!
水質検査には必需品
簡素にして集約
確かにモーレツな終戦工作であった。
ヘルシオの専売特許を崩した?
目を閉じればそこには
自ら注意できれば星5つ
ホントに驚きました、アッサリと研げます。
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