本を読んだからといって対策が出来るわけでない

一桁の足し算をひたすらする検査により性格などを判断する検査を解説した本

編者として、
土屋書店ということになっており、
この書店は就職・資格の本を
多く出しているのでその一環の本と捉えたほうがよさそうです。


本の構成は、
最初にクレペリン検査の概略を述べ、
そこから導かれる
内容を記載しています。

そして検査結果の判定方法の解説が多く載っており最後に
クレペリン検査の直前対策はこれだ！ということで試用版も掲載されています。


まず、
クレペリン検査自体はドイツの精神医学者クレペリン博士により開発
されたそうなのですが（1856-1926)もう１００年以上前の話で有効性に
異議を唱えているインターネットの書き込みも多く見られます。

とはいえ、
企業で実施されているため対策本として買ったのですが
本文中で”受験攻略法は無駄な努力”（Ｐ８７など）とうたってあり
表題どおり、
「完全”理解”」マニュアルと考えた方が良いかと思います。


まぁ唯一あるとすると、
ある程度練習しておいてスコアをあげておくこと
ですが、
この本を買ったからといって有効な対策が得られるわけではないです。


私の場合、
直前にこの検査があると知ったため購入してしまったのですが
事前判定を望む人以外は、
図書館や、
友人の本を確認されてから購入を
検討されることをお勧めします。