ずっとあった疑問を晴らしてくれた
湯液家として,鍼灸の歴史がわからなくて困っていた。
紀元以後の大雑把な流れの中での湯液と鍼灸の重なりがみえないし,江戸時代,近代に乱立する鍼灸の流派の流れも,部外者である湯液家にはまるで見えない。
その悩みを解決してくれた本!

あとがきにある。

「針灸の歴史についてはこれまでコンパクトな通史というものがない。
しいてあげても,それぞれの著者には専門分野があり,中国三千年,日本1500年の歴史に通じた著述は見当たらないし,それを書くにふさわしい研究者も数少ない。
むろん小曽戸(著者)もそうであり,長らく躊躇していた」
そのような状況に,風穴を開けた本。
針灸を骨格としての(従来の湯液中心ではなく),東洋医学の歴史が一冊で見通せる! 読んでいてわくわくする!!

一番気になったこと。

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・曲直瀬道三,針より灸を重視
・曲直瀬玄朔(1549-1632),灸法書を著
・饗庭東庵(1615-1673,曲直瀬玄朔の弟子),経脈経穴書を著
・名古屋玄医(1628-1696),鍼灸書を著
・香川修庵(1683-1755,後藤艮山の弟子),灸術にすぐれその書に記述
・内藤希哲(1701-1735),灸について記述
・吉益東洞(1702-1773),『医断』で痼毒に対する施灸の有効性を記述
・浅井図南(1706-1782)が序を書いた鍼灸経穴書がある
・永富独嘯庵(1732-1766),灸を臨床で活用
・原南陽(1752-1820),鍼灸経穴学書を著
・浅井南皐(1760-1826,浅井南溟の養子),灸の書を著
・百々漢陰(1774-1839),経穴書を著
・今村了庵(1814-1890),鍼灸経穴書を著
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現代にも名を残すような江戸時代の湯液医師は,灸を中心に臨床に活用していた事実がある,とのこと。
現代は湯液中心で針灸を医師が臨床に使うことはほとんどないし,現実的にそれを現代実行することはとてもむずかしいけれど,湯液臨床の裏に針灸の臨床があったという背景があることを理解しないと,江戸時代の医書は本来わからないのかもしれない。
針灸の歴史: 悠久の東洋医術 (あじあブックス)

その他の感想

それぞれ
本を読んだからといって対策が出来るわけでない
行事食がうれしい
最小サイズには電源オートオフ機能がない
ギャグからバトルへのシフトが、上手い
バランス良くスタイリング出来る!
安いけど実用十分
サイズ選びについて…
リビングの雰囲気が出ます。
さや姉さんの…ポスター目当て…
TAKI
初めてにも
発見がたくさんありました。
本書は慰安婦問題をめぐる論戦のために価値ある資料である。
【5/11レビュー修正】PS4はアップデートでスタンバイモード安定。PS3にはコストパフォーマンスの良い商品
父さんは僕たちを見捨てて、新しい人生を始めようとしている。
魅力的なカードが多いが混入率悪し
この価格にしては十分に実用的
焼酎って、おいしいの?と思っている方へ、おすすめ。
天才を保存する人生
THE KING OF ROCK!!
とても良い商品です!!
toshi
期待以上の傘 重くないよ
こんなものか...な。
綺麗に印刷できました
丁寧に描かれた一冊
商品写真と違う部分
梱包が酷い。
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