本書は慰安婦問題をめぐる論戦のために価値ある資料である。
本書は雑誌であるが故に従軍慰安婦に関する雑多な内容が盛り込まれており,資料等を元にして検証的に記述された多くの慰安婦関連本とは色合いを異にしている。
内容を読むと左派の人は「わが意を得たり」と思うだろうし,右派の人は怒るかも知れない。
ただ,従軍慰安婦問題がいかなる問題であるのか,また慰安婦問題をめぐる現在の日本の報道のあり方にいかなる問題があるのかについても切り込んでおり,記述内容の多面性についてはあたかも万華鏡を見るが如きである。
惜しむらくは右派側の見解の記述が弱いこと。
産経新聞や週刊文春などは批判の対象に曝されるのみで,反論の余地はない。
欲を言えば,右派側の見解の記述を入れ,右派と左派を同席させた座談会形式の論戦を企画しその内容を挿入すれば,本誌はさらに重厚化し深化し,読者層も広がり,日本社会への影響力も絶対的なものになったことだろう。
さまざまな見解の意見が乱立して対立の構造が固定してしまったこの混乱したご時世,今もっとも求められるのは,立場の違う者が同席した上での論戦と認識の擦り合わせである。
株式会社金曜日には,そのような太っ腹な技量を見せてもらいたいものである。
したがって,本書は望みうる日本の最終形へ至るための途中過程の書として認識すべきであるが,その内容の豊富さと多様さから最終地点へのランドマークと成り得る貴重な資料集であると認識できる。
左派の人には慰安婦問題への認識の深化のための教材となり得るし,右派の人には左派の手の内を探るための絶好の資料となる。
さて右派の人はこの書を手にとって,左派側にどんな反論が可能だろうか?
本書の次に来る「慰安婦問題」をめぐる数々の論戦を経て,日本人という民族はいかなる美学を獲得するのか,大変楽しみに思うところである。
右派の人も左派の人も,是非本書を手にとっていただきたい。
その後の熱い論争がより価値あるものになるために備えていただきたい。

内容は作家による取材や日韓の学者やジャーナリストの見解,在日の小説家とコンサルタントによる座談会などを含むほか,法廷でのいくつかの国籍の従軍慰安婦による証言が掲載されている。
また,「慰安所」があった場所が地図入りで掲載,「慰安婦」施設をめぐる陸軍規定が写真入りで掲載されており,資料集としても充実している。
週刊 金曜日増刊 特別編集 従軍慰安婦問題 2014年 10/29号 [雑誌]

その他の感想

「命」と「生き方」を考えるドラマ
上出来です
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アースカラーか、地味でよろしい
予備
ビアンキ ネックウォーマー黒
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商品情報に不愉快
引き続き楽しめました
ビビリは無くなったが・・・
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きれいなボケ、コンパクトなボディ
見た目も使い心地も高級感あふれる、筆記具。
内装が豪華になりました。
好喝,味道超棒。
コスト良
クタクタしないので、写真写り良いです
6ミリかなり細い!
テニス用に買いました。
必要充分、少し加工すれば更に使い勝手良し!
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プラシーボ?
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高耐久??
シンギングボウルのことが、とてもわかりやすくまとめられています。
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乾く時間はかかるよ。
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