無意識で生きる

無意識に興味があり、
この本を手に取ったのが大嶋先生との最初の出会いでした。

他の本も定期的に読んでいますが、
私にとってこの本を読むことがいちばん効果があります。


どの章を読んでも、
頭の中がスッキリしたイメージになり、
人からの評価を気にしなくなったり、
将来の不安や過去の後悔をすることがなくなります。


ふだん意識を働かせていないつもりでも、
知らず知らずのうちに自分のフィルターを通して人を裁いたり、
人からの評価を気にしているらしいので疲れてしまうのですが、
それを見事に取り除いて、
意識をクリアにしてくれる気がします。


現実的にいちばん効果的なのは、
無駄な行動をしなくなることです。

頭で考える前に行動できるので、
余計なことを話したり、
気を使いすぎずに仕事ができます。
知らず知らずのうちに自分にとって合わない人が自然と離れていくのです。


印象深いエピソードは、
金魚鉢での客観的な見方をする練習です。

今までどれだけ主観で物事を見てきたのだろう？客観性と無意識さんって似てるけれど、
どこがちがうのだろう？と意識で考えてしまいました。
無意識さんとなげやりな気持ち（面倒くさい）も似ているからまぎわらしいのですが、
心って本当に不思議なものです。


現代はせわしなく、
意識で自己を高めないと生き残れない厳しい競争社会、
なんて思われているようですが、
この本を読むと『無理しなくていいんじゃない？委ねちゃっていいんじゃない？』と二人の先生に言われているようで、
とても楽になれるのです。