行動で示した大使活動を評価する
前中国大使の丹羽宇一郎氏の著作である。
親中国大使として事実上解任された大使である。
親中国であるかどうかは、
この本を読むと分かるが、
別に親中国であって何も不都合がないことが正常な感覚である。
それを政府もマスコミもこぞって売国奴に近い扱いをした。


この本のタイトルからして、
中国のネガティブキャンペーンの本かなと思って手にしたが、
中身は中国の実態に迫ろうとして活動した著者の活動歴と著者の考えを書いた本である。
その行動力と発想には、
いまどきのひ弱な「秀才外交官」や社会の実態を知らないぽっと出の政治家など足元にも及ばない。


本を読み進むにしたがって、
著者の中国の指導者層との人脈の厚さには驚いた。
日本国民にとってはまったく知らない中国人要人が山ほどいるが、
そのような人々との人脈を築いた著者が語る中国の政治体制の中身と将来につながるだろう予測、
そして社会実態に対する見解は非常に参考になる。


筆者も中国には60回ほど渡って見聞を広げてきたと思っていたが、
丹羽氏の活動に比べれはごみにも満たないことを知った。


中国の重要性を本当にわかっている政治家はいるのだろうか。
筆者が常日頃から抱いてきた疑問だが、
著者の丹羽氏も同じ感慨で書いたものではないかと思った。
古い歴史から振り返ってみても、
日本人ほど中国の思想家や文化人から学んだ国民は、
世界にないのではないか。
明治維新まで日本は、
漢学一辺倒だった。


明治維新以降、
日本は中国文化を捨てて西洋文化に劇的に切り替えて近代化を果たした。
それは一面では成功したかもしれないが、
「日本は中国を侵略し多くの中国国民に迷惑をかけた」。
それが歴史認識のもっとも端的な表現である。


そのようなことを語ってはいないが、
それを思い出させる記述になっている。
この本の最後に書かれた現代日本の病巣を語っている内容とその対応策の提示は大変参考になる。
政治家や企業経営者が読んでほしい本である。
中国の大問題 (PHP新書)

その他の感想

プチナースへ☆
重厚でいい!
すべります
見やすい文字盤
メーカーの責任問題
ペットボトル満タン入ってます
清楚、静謐、真摯、そして情熱
スピリチュアル求道者向けと感じました
EBMの大家の先生は日常こうやている
村瀬先生の話の魅力が書かれていない
内容はいいですが・・
前機種の欠陥的な部分を改良型
カッコ良すぎる
強引な主張
厚みがあり過ぎ
デザインはOK
ん・・・微妙・・・
適切ですが、
中身は、ほぼiPhone6です
整備や調整が必要かもしれません!
どこも問題ない!
細すぎました。
純正は良い
バンドの成長を感じさせるDOKKENの2ndアルバム
iMacの起動ディスクとして使用
こちらの落ち度かもしれませんが、、、
文句なしの製品
空間を
実践的なノウハウをわかりやすく解説している
ハイマウント用に。
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