タイトル倒れじゃないのかっていう

たぶん出版社側から企画を持ちかけられ、
タイトルも出来上がっていたのでしょう。

まるで中国とドイツが、
さぞかし反日で意気投合しているのを検証するかのような
対談本なのかと思いますが、
宮崎氏も川口マーン氏も、
あまりピンときていないようです。


習近平がドイツ訪問の際に戦争施設の見学を希望しましたが、
ドイツに断られましたしね。

川口マーン氏が言うように、
日中の軋轢に巻き込まれたくないというのが本音でしょう。


とはいえ、
中国のプロパガンダによりドイツ、
その他の国で日本が貶められているのは事実。

しっかり注視しながら、
反撃していかなければならないのですが、
外務省は頼りないですなあ。


お二人それぞれ、
中国とドイツには詳しいのだけれど、
生の事情までは互いの国を知らない。

だから話を振られて、
答えて「ああ、
そうなんですか」で終ってしまい、
論議が深まらない感じ。

川口マーン氏の、
すっかりリベラル化した敗戦国ドイツ事情は面白かったですけどね。

リベラルが極まると「子供を整列させちゃいけない」って教育にまでなるんですな。


お二人の次作を期待しております。
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