なぜ「オン・ザ・ロード」が革新的だったか
ジャック・ケルアックの代表作はなんだろう。
私が問われれば素直に本書「オン・ザ・ロード」だ、
と答えるだろう・・・けど、
「孤独な旅人」もいいよなあ、
なんてことを考えてしまう。
というのも、
ケルアック作品には一貫して「孤独」「放浪」が貫かれているからだ。

さて「オン・ザ・ロード」だが、
英語自体はまったく難しくない。
浅学非才の自分でも読み進めることができた。
で、
なぜ本書が「ビート世代の代表作」となっているか、
だが、
それは翻訳ではわかりにくい。

日本語版が悪いとはいわない。
というのも、
ケルアックは本書で、
英語でしかできない、
瑞々しい、
若々しい表現を行っているので、
翻訳となるとどうしてもわかりにくいのだ。
日本語版を読んで、
なぜ本書が60年代アメリカで重要視されているのか、
わからない方には本書はお勧めだ。

ジェームズ・ジョイスは「フィネガンズ・ウェイク」で、
アルファベットを使い、
あらゆる国の言語を表現しようとして大失敗(この箇所については大きい反発を覚悟している)してしまった。
「〜ウェイク」はまあ、
30年経っても残るだろう。
だが「オン・ザ・ロード」が文芸界に叩きつけた衝撃は「〜ウェイク」どころではない。

ウィリアム・バロウズ「裸のランチ」を思い浮かべて欲しい。
あれほどの徹底した支離滅裂さ加減がなぜウケたか。
それはバロウズが「ジャンキー」「麻薬書簡」で、
平凡な(そんなことはない、
とは、
私自身も思っていることなのだが)表現を行い、
「このままじゃいかん」と焦ってしまった、
ということは容易に想像がつく。
そして「〜ランチ」で全世界に受け入れられ、
「ソフトマシーン」「ノヴァ急報」と、
「なんかクールだけど難解」な本を書いてみよう、
と、
そっちのほうに進んでしまった・・・ということは、
山形浩生氏の「たかがバロウズ本」を参照してください。

「オン・ザ・ロード」にはそういった要素はない。
純粋に英語文芸として素晴らしい。
ひたすら、
若々しい。
若いときにしか書けない本である。
難解さを作ってウケ狙いしよう、
なんて下心もない、
ひたすら美しい青春小説である。
On The Road (Classics on Cassette)

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