オペラ座を舞台背景に猟奇連続殺人を描くアルジェントの意欲的な傑作ホラー。
「フェノミナ」(84)に続く、
ダリオ・アルジェントのファン、
マニア待望の美少女虐めの衝撃作である(87年作)。


不幸を招くと言われるオペラ「マクベス」の主演女優が交通事故に遭い、
新人ベティ(クリスティナ・マルシラック)が代役に立つが、
上演中に次々と猟奇的な殺人事件が起こっていく。


本作に登場する覆面を被った正体不明の異常連続殺人鬼が、
主人公ベティに変態的な欲望を感じ猟奇的な犯行を繰り返す。


今作の目玉は、
柱に縛ったベティの両目の下に何本もの針をテープで張り付け、虐殺を目の前で目撃させるという殺人鬼のサディスティックな偏執狂振りである。
 <よく、まぁ、こんな着想が思い着くものだ、
アルジェントの描く殺人者の異常性は群を抜いている。


犯人は、
劇場舞台裏に忍び込み衣装に悪戯を施し、
檻から飛び出したカラスを煩いとばかり、
捕えては刃物で惨殺する。

この伏線が活かされて、
生き残ったカラスの群れがクライマックスで劇場を自在に飛び回り、
観客の一人である犯人目掛けて怒涛の攻撃を仕掛ける場面がスリリングであった。
眼球を啄まれ片目を失う犯人の描写光景が衝撃圧巻。


更に「フェノミナ」でも散々な目に遭わせたダリア・ニコロディを瞬殺する光景も凄まじい。

犯人の手によって室外から放たれた銃弾が扉の覗き穴から彼女の目を通して後頭部を貫通する場面である。

これは、
コンドームの中に血糊を入れ、
それを片目に着けたアイパッチに仕込み、
血飛沫が上がる仕組みになっていたという。
ニコロディは何も見えない状態で弾丸が飛んで来るのをじっと待っていなくてはならなかったという撮影苦労話がある。
覗き穴を弾丸が回転しながら突き破って来る大写しのショット、
スロー撮影が効果覿面であった。


撮影に入る際、
アルジェントはスカラ座の内部でカラスが飛び回る場面などのテストをしたいと思い、
フィアットのコマーシャルの仕事を引き受けた。
本作で使うステディカムのテストが出来るうえにスポンサーからのギャラも得られるという一石二鳥であったからである。

コマーシャル撮影はオーストラリアの砂漠とローマで行われ、
この時の撮影監督がロニー・テイラーであった。
オペラ座 血の喝采 完全版 [Blu-ray]

その他の感想

SDカードに録音できる
スピーディ!!!
パオ先生の綺麗な絵とお酒が見事にマッチ!
八幡くん、はた目には羨ましい位の状況なのに…
くぅののふく
家族で楽しんでいます。
放射線物理学を中心とした放射線治療の本
大好きな作家さんですが
書き味いいね
最後の最後で残念なことに
サイズ合わない
何度読んでも
軽くて、とても暖かい
攻略本としては◎
間違った知識を、正しい知識に修正する方法が書かれた貴重な本。
ヘルメット用ベンチレーション
炭酸が。。。
素晴らしい 昼間は外から全く見えません
パーツが多ければ応用が広がる
もう一工夫あれば…惜しい
極上の人間喜劇と、人間社会への鋭い洞察
消えました
どれも作りたいメニューばかりです
ホウ酸ダンゴの効果アップ
年は関係ない、始める勇気が重要。
買って正解!
悠々たる時の流れ
フユニャン可愛い!
長年使い続けています。特に大きな不満点は無し。
評価に騙されるな!!(無論、いい意味で)
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